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詩集 迷い道

神様、どうか

作者: 小日向冬子

いつのまにか

またここに

辿りついた


やさしい忘却の中で

わたしは

何を手に入れ

何を失ってきたのだろう


あの日のように

ただひとり

丘に立つ


大地を踏みしめ

背筋を

真っ直ぐに伸ばし

深く

息を吸い込む


両の手を

固く

固く組み合わせ

吹き付ける風にむかって

顔を上げ


目をこらし

耳を傾け


祈る



わたしのなかの

神様


もう決して

目をそらしません

たとえこころが

ちぎれたとしても


それはただ

ひとつだけの願い


わたしは

ただ

わたしのままで

生きていきたいのです

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