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すぐそこに

『うわぁぁ‼』

しゅんはベッドから大きな音を立てて転げ落ちた。

『いててて…』

季節は、まだ肌寒い4月の始め。

それなのに額や背中から汗が流れ落ちていた。

春は腕で汗を拭いながら窓を開けた。

『うわぁー。寒いな。』

一気に身体の熱を奪っていく冷気に絶えられなくなって急いで、窓を閉めた。

『それにしても、あの夢なんだったんだろ。それにあの子…』

ベッドに戻り天上を眺めながら、見た夢を思い返す。

時計に目を移すと針は4時を指そうとしていた。

『カチッ…カチッ…』

針の音が部屋に響き渡る。

時がゆっくり流れ静寂が身体を包む。

『気持ちいいな』

微笑みながら春は言った。

瞼が段々と重くなっていく。

気付いたら朝になっていた。

汗は渇いて嫌な臭いだけが残っていた。


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