自己紹介
「入らないの?」
後ろを振り向いたら成瀬先生が立っていた。
「せ、先生・・・」
「ん?なあに?」
「なんで・・」
「あー、俺もね?一応生徒会の担当だからさ。
和ちゃんに聞いてなかった?」
「か、和ちゃん?」
「保健室のアイドル、和ちゃん。
イトコなんでしょ?」
「あ、はい・・・」
なんだ、和兄ってば先生に言ってたんだ。
私と和兄の関係は、少数しか知らないから。
ほら、和兄へのラブレターとかもらっても私、困るし。
反感とか、買いたくないし。
「ほら、入ろ?みんな、楽しみにしてたんだから。」
「はい・・・」
大きな扉を、先生は簡単にあけた。
私の心も、こんなふうに開けてくれないかな・・・
そんな馬鹿げたことを、思ってしまう私は
相当重症だ
「はーい、はるのちゃんのお出ましだよー♪」
「おっ!」
「キャッ可愛い♡」
大きな窓の前に生徒会長の席があって・・・
そこに榎本会長が座ってて。
その前には向かい合わせになるように5人の人が座ってた。
「んじゃ、今日の仕事は自己紹介、ってことで。」
「さっすがなっちゃん!」
「もぉ、いっつも仕事しないんですから・・・」
「それが、なっちゃんだもんね?」
和やかな雰囲気に、私は頬を緩ませた
「じゃあ、とりあえず会長から行くか。」
先生の声を合図に会長が立ち上がった。
「えー、会長の3年、榎本駿です。よろしくね。」
「よろしくお願いします。」
「大宮さんと同じく2年副会長の宮野です。
わからないことあったら、気軽に聞いてください。」
「あ、はい・・・」
眼鏡かけてて、大人びた彼は見た目よりも優しそうで良かった。
「書記の2年松波絵里!よろしくね♪」
くるんとした巻き毛はとても柔らかそうな、絵里先輩。
「会計の1年藤堂圭太!よろしくっ」
「あ、よろしく・・・」
よかった、同学年の子がいて・・・
人懐っこそうな彼に、私は救われていた。
この時から
今日は、どれくらいいけるか・・・(´・_・`)




