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大きな扉
楽しい時間って早くすぎるけど
やだなーって思っている時間も
刻々と迫ってくる。
例え、大ッ嫌いな数学の時間さえも
いつもはあんなに長く感じるのに、
それ以上嫌なことが待っていたら、こんなにもあっという間に感じられてしまうんだ。
・・・神様って意地悪
和兄の・・・バカ。
なんで私を生徒会に入らせたのよ。
目的はなんなの。
私、頭悪いし
容量だってよくないし
生徒会なんて柄じゃないし
・・・違う
そんなことじゃない
生徒会が嫌なわけじゃない
本当に、恨みたいのは
どうして、成瀬先生があんな人なの・・・・ってこと
子供っぽくて、優しくて
ふにゃんふにゃんした先生が
女子生徒にあんなことしてるなんて
思いたくない。
知りたくなかったよ
「ばーか・・・ばーか・・・」
念じるように呟いた。
"生徒会室"
そう書かれたところは、私の心とは違って
キラキラ輝いているように見えた。
だけど、その扉は重くて大きくて
まるで、私の心そのものだった。
「入らないの?」
さーあ、誰の声でしょーか!?
って・・・予想、ついちゃいますよねww




