最高が最悪に変わる瞬間
「へー・・・美術の教科担当にねえ・・・」
「うん。」
「まあ、くじなら仕方ねえけど、なっちゃんにあんま関わんなよ。」
「なにそれ。
いきなりどうしたの?和兄らしくないよ?」
「どうしたもなにも、先生と生徒。その関係を保てよ。」
「保てって・・・私が、先生を先生として好きだってわかってるよね?
そういう感情でみてるわけじゃないんだけど。」
「わかってるよ。」
「じゃあ・・・・」
「とりあえず、保て。
いいか?絶対だぞ。」
「え?う、うん・・・」
変な和兄・・・
私は不思議でたまらなかった。
何気なく、美術準備室が目に入る。
ただの、準備室なのに
まるで先生にあったかのように嬉しくなる。
「~~~~」
中から声がする。
先生がいるのかな?
そう思ったら、自然に顔がほころんだ。
私、教科担当だし・・・
入ってもいいよね?
この間、結局なんで呼び出されたのかわかんないで終わったし。
また、ココアくれるかなー・・・
なんてくだらないことを考えながら、そっとドアを確認するようにあけた。
「ねえ、なっちゃん・・・」
「んー?」
「抱いて。」
「んー・・・」
「もぉ、いっつもなっちゃんそればっか。」
背筋が凍った。
「なっちゃん・・・」
「ん?」
「キス、して・・・?」
艶やかな声がする。
それだけで、震えた。
「いいよ。」
くらりと目眩がした。
和兄が言ってたのは、こういうこと・・・
和兄は知ってたんだ。
先生が、こういう人だと・・・
最高が最悪に変わる瞬間・・・!
笑笑(。-∀-)




