優しい微笑み
先生からの呼び出しがかかった。
誰先生かと言うと、
大好きな成瀬先生だった。
そのとき、優実と恋バナで盛り上がっていて、
誰よ、私を呼び出したの!って思ったけど成瀬先生だってわかったとたん、
私の中のイライラは、スッと浄化されていた。
ガラッ
美術準備室、と書かれたドアをそっとあけた。
「先生・・・大宮です。」
シーンッ
あれ・・・?
ここで間違いないよね?
「せんせー?」
「はーい♪」
トンッと私の肩に手が乗った。
「うわっ」
「うわって・・・結構傷つくなあ・・・」
振り向いたら、笑を浮かべた先生が立っていた。
「あの・・・先生、私に何か用でしょうか?」
「うん?
まあ、いいじゃない。とりあえず、そこらへんに座って?」
「あ、はい・・・」
なんだろう?
私は、不思議な気持ちを抱きながらも、
先生に指さされた椅子に座った。
「はい、どうぞ。」
「あ、ありがとうございます。」
先生に手渡されたマグカップの中には、温かなココアが入っていた。
「「あちっ」」
二人して、ハモる。
「先生、猫舌ですか?」
「そういう大宮さんこそ。」
「ふふっ私、かなりの猫舌なんです。」
「俺も。」
先生の意外な面が見れたことが、とても嬉しかった。
「でも、なんでこの時期にホットなんですか?」
「え?おいしいじゃん。」
「ま、まあ美味しいですけど・・・」
「冷たいもの飲むよりも、温かいほうがホッコリするでしょ。
安心するしさ、優しい気持ちになれる。」
「たしかに、そうですよね。」
あまりにも優しい微笑みに、言葉がでなくなった。
すっごい、遅い更新・・・
地道に、歩みたいと思います。
桜桃




