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甘く痺れる
「んっ・・・ぁっ先生・・・っ」
甘く痺れて
足が震えて立っていられなくなる
崩れ落ちそうになると
先生の左手が私の腰を軽々と支えた
角度を変えて重なる
未知の感覚に意識が飛びそうになって
ふっと現実に戻される
「ね?信じてくれた?」
悪戯に微笑む先生に怒りを覚えつつ
小さく傾げる姿にキュンッとする
「俺ね・・・大宮のことが好きなの」
また小さく私を抱きしめた
「仕事に対してあんまやる気ないし
学校ではあくまで教師と生徒だし
普通のカップルができるようなこと、全然できないだろうし
大宮には沢山我慢させると思う
それでも、俺のことずっと好きでいてくれる?」
「そんなの・・当たり前じゃないですか・・・」
声がかすかに震えた
「先生がそばに居てくれるだけでいいです・・・
だから・・・
生徒だからっていう理由で私を振らないでください。」
目尻に涙が溜まる
背中にまわされた腕が
より一層強くなるのを感じながら
私は静かに涙を流した




