救いたい
「ふら・・・れた?は?」
「だから、成瀬先生に振られた・・・」
「相沢さん、とうとう頭が壊れたみたいです。
ったくもう、可愛いはるのがあなたの影響を・・・」
「俺のせいかっ!」
「和兄!ふざけてるわけじゃないの・・・
ほんとに・・・」
今にも泣きそうな私の表情を見て
和兄と相沢先生は顔を見合わせた
「嘘、だ」
「嘘じゃありません。
きっぱりといわれたんです。」
私は、あったことを全て言った。
「え、えぇぇぇ!?」
「まじか・・・」
「まじだ。」
「なっちゃん・・・」
「なーるほどねぇ。」
入り口に立っていたのは、咲楽先生だった。
「幸ちゃんっ」
「相沢くんの声、大きすぎ(笑」
「ありまww」
「まぁ、大体の予想はついてたけど・・・
まさか、蒼くんそこまで追い詰められてたんだ・・・」
深刻な顔つきで咲楽先生は私たちに近寄る
「・・・ねぇ、和兄。
ずっと思ってたけど・・・先生たちってどういう仲なの?
君付けだったり、ちゃん付けだったり・・・
私、ハテナでいっぱいなんだけど。」
「・・・」
「そろそろ、話してあげてもいいんじゃない?」
「・・・だよね。」
「ずっとさ、蒼くんを見守ってきたよ。
壊れないように、傷つけないように。
だけど、多分間違ってたんだよ。
その選択は、間違ってた。
蒼くんを救おう。俺たちで。」
「幸さん・・・」
和兄は私をじっと見つめて
静かに息を吐いた
「今から言う話し・・・
お前が傷ついても、知らないからな?」
「・・・大丈夫。
もう、十分傷ついてる。
それに・・・先生が1番傷ついてる、そうでしょ?」
私を抱きしめたときの、先生の震え
何かを必死に抑えてた
きっと、先生は苦しんでる
「先生を、救いたい」
「よし。」
咲楽先生は、相沢先生の横に静かに腰をおろした




