対等の相手
咲楽先生してんです!
蒼くんに会おうと思って、美術準備室に向かう途中
泣いている女生徒とすれ違った
あーあ、またやってんなぁ蒼くんは・・・(笑
早くやめて、解放してよ・・・
なんて思いながら歩いてたら、準備室の前で泣いてる相沢くんを発見。
なんだかわかんなけど、蒼くんを頼まれた。
半開きになった扉から中を覗くと、佇む蒼くん。
「よっ」
「幸くん・・・」
ふにゃんとした笑顔をむける
「どうしたの?」
「ちょっとねぇ、蒼くんに会いたくなって(笑」
「なにそれ。俺が好きなの?」
「大好き。ww」
「俺も幸くん好きぃw」
このやり取りは、昔から変わらないのに
変わってしまった、何かが存在する
それは、まぎれもなく・・・
蒼くんの心だった。
あの日から、蒼くんの心に明かりがない。
冷え切ってしまった、蒼くんの心。
そして、俺たちも変われてない。
蒼くんの中では、あの時で時間が全て止まってる
そして、俺たちも・・・
「幸くんは・・・さ」
「うん?」
「彼女いないの?」
「・・・今はいないかな。」
「つくらないの?」
「どうして?」
「だって、幸くんカッコイイから。」
「なんだソレ(笑」
窓の外を見つめる蒼くんは、
とても、切なくなるような瞳をしていた
「蒼くん・・・」
「ん?なーに?」
「大宮のこと、どう思ってる?」
「え?」
「・・・あいつもきっと、蒼くんのこ「ごめん。」
好きだと思うよ。
って、蒼くんが大宮のことを好き前提で話そうと思ったら
蒼くんに止められた
「ごめん。幸くん、その続きは聞けねえや(笑」
「なんで・・・」
「俺は幸せになっちゃいけねえから。」
「そんなことない」
「ありがと。
だけど、いいんだ・・・これで。」
蒼くん、そんな泣きそうな顔で笑わないでくれよ




