副会長・・・?
見かけるだけでドキドキして
話しただけで ドクドクして
そんな私の心臓は、先生によって壊されそう。
入学式の日、運命の出会いかと思った。
凛と立つその姿。
童顔なのに、意外とがっしりした体。
声は、柔らかくて温かみがあって。
顔は、ドストライクのイケメン。
ただ、ちょっと背が低いだけ。
だけど、そんな可愛い先生に、私は心惹かれていた・・・
「ねね、はるの、ここの高校!
本当に教師のイケメン率高いよねぇ。」
話しかけてきたのは親友の優実だった。
・・・確かに。
保健の大宮先生。 眼鏡かけた優しい極上スマイル。・・・中身はたまに鬼。
数学の咲楽先生。 知的なんだけど、微笑む姿は少年。
体育の相沢先生。 生徒に負けないくらい元気な人。
そして、美術の成瀬蒼先生。
天然で、優しくて、すべてがカッコイイ、私の大好きな人。
「あ、生徒会長だ。」
「生徒会長?」
「はるの、知らないの?
超有名じゃん!うちの生徒会長。」
「あの人?」
そういや、入学式で見たような・・・
一見、顔が濃い感じはするけど・・・
なかなか整った人。
「あ、君さ・・・」
え。私?
隣で優実がキャーキャー言ってる。
「大宮はるのさん?」
「は、はい・・・」
「はじめまして。生徒会長の榎本駿です。」
「は、はあ・・・」
「はるのちゃんさ生徒会、副会長になったから。」
「へー・・・え?」
生徒会・・・副会長ぉぉぉぉぉ!?
「ってことで、今日からよろしくね。」
「え?ま、待ってください!
私がなんで生徒会に入らなくちゃいけないんですか?
私、自分で言うのもなんですけど成績は普通だし・・」
「んー、俺もよくわかんないんだけどさ、大宮先生の決定だから。」
そう言って、生徒会長は居なくなってしまった。
「あんの・・・バカ兄貴・・・」
「そういや、生徒会の担当先生って大宮先生と成瀬先生だったよね。
それでか・・・」
「一言、文句言ってくる・・・」
優実ががとめるのも聞かずにダッシュした。
目指すは、保健室。
ガラッ
「あら、体調が悪・・・そうには見えねえな。」
「体調じゃなくて、機嫌が悪い。」
「あっそ。
とりあえず、座れば?」
言われなくても座る!
そう毒づきながら椅子に座った。
「・・・なんで、養護の和兄が生徒会担当なの?」
「知らねえよ。
元々担当のなっちゃんが真面目じゃないからだろ。」
なっちゃん・・・?
「ほら、俺って真面目ちゃんだから♪」
「一回殴っていい?」
「おお、恐っ・・」
「大体、なんで私が生徒会に入んなきゃいけないわけ?
納得がいかないんだけど?」
「俺が、推薦したから。」
「だから!なんで、私を推薦したの?
私の成績が悪いこと、知ってるでしょ。」
「んー、まあ・・・」
か、和にい・・・
大宮和斗。この男は私のイトコだったりする。
歳は25。
かっこよくて小さい頃は憧れてたりしたけど・・・
天使のような表と悪魔のような裏を持つ男だった。
「ま、いいじゃない。」
「なにが?」
「生徒会長もカッコイイし。
なっちゃんや、俺・・・ハーレムよ?はるのちゃん♪」
「だ、誰が・・・はるのちゃんじゃー!!!!!」
私の怒りはMAXに到達した。
こんな話も書いてみたかった!
またまた、あまーいラブストーリーになってます。
お楽しみください♪




