第1話 片眼十字架 輪廻の猫耳フード嬢
短編小説【混酒】を見ればもっと面白いかも~
朝はいつものように僕はニュースを見る。
神奈川で薬漬けされた死体が逃げた。や、彗星が地球に落ちてくる、もうじき新たな戦争が来る。など
そんなニュースばかりだ。
世界はもう終末なのかと思ってしまったが終末世界を感じさせない日常が無常に過ぎる。
あと1年で就職や進学の進路決めないといや、高校に進学にはできないな。金がないし親がいない・・・
戦争のせいか・・・ハハ
「まぁ、そんなこといいや」
僕はそう心の中で唱えて家の鍵を閉めた。
あともう少しで僕の青春が終わる。
普通の人は嫌がるけど僕はもうそれを受け入れて覚悟している。
中学2年生は一番多感と聞いたが僕はそうでもなかった。
でも、クラスの奴らには’厨二病’とかいう馬鹿な事をしている奴もいる。
アホな事を考えて何がいいんだろう。そんなことが実現できるわけないのに・・・
だけど、どこか憧れ・・・・
僕は頭を横に振り回す。
辺りを見回す。
この学校への行き道も途中にいる猛犬も赤い花も青春なんだろう。
澄ました考えをしながら僕は学校の門を潜った。
するとどこからともなく女子、男子たちの甲高い声が・・・
僕は「何事だ」と重い頭を上げる。
すぐに納得した。
そこにいたのは凛として肌が白いTHE清楚って感じの九条さんがいた。
九条さんはこの学校のマドンナだ。
その人気は他の校区外の生徒もこぞって来て非公式ファンクラブもある程だ。
僕が見惚れていると九条さんがこっちを向き笑顔で手を振った。
僕は緊張で少し会釈する程度しかできなかった。
なんだろこの心のざわめき。あぁ〜そうかこれが恋、青春か・・・
このざわめきが生まれた理由は分からない多分単純に可愛いから美人だからといった短絡的な理由だろう。
まぁ、でもこの心は閉まっておこう。どうせ、そんな昔のラブコメじゃないんだから。
僕は教室に向かった。
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無駄話の多く喧嘩多発の授業が終わり放課後
僕は図書館で本を読んでいた。
そして、あっという間に日が落ち真っ暗な夜になっていた。
僕は慌てて学校を出て家を目指した。
街灯の灯りを頼りに走った。
12月の夜はものすごく凍える。
僕は街頭樹の前を突き抜けて走り去ろうとしたその時・・・
背中に激痛が僕は倒れ込んだ。
すると女性の声が微かに耳の鼓膜が拾う。
「痛たたた。あぁ〜腰やったわ」
どうやら僕に気付いてないようだ。
僕は「あ、あの〜」とか細い声で女性に伝える。
すると女性に伝わったのか僕をみてすぐに驚いて急いで立った。
いや、僕が驚きなんだけど・・・
そんな事を思っていると女性が「ごめん」と謝り始めた。
「いや、大丈夫ですよ。」
僕はそう言うと女性は安堵の表情をした。
僕はようやく立てるようになると女性の容姿に驚いた。
もちろん、今のご時世ルッキズムはいけないと思うがもうそんなこと感じなかった。
ピンク、紫の猫耳のフードのジャケットを着て右眼は十字架、左眼は輪廻転生の模様が克明に見える。
まるでこの世界の住民じゃないみたいだった。
するとその変な女は僕に話を始めた。
「なぁ、少年。こんな世界普通だろう。赤く染まりきったアブノールな世界に行かない?そっちの方が楽しそうじゃない?」
「え?」
僕は理解できなかった。
何を言っているんだ。こいつは?
疑念の嵐が僕の心に巻き起こる。
「おっ?何か変な事を言ったか?少年?」
変な女は話し続ける
「私の名前はカリンという名前だ。かわいいだろう。私がこの体で初めて食った食べ物がカリントウからつけたんだぞ!!」
カリンという女は笑ってそう言っている。
どうかしているんじゃないかと思った。
「どうせ、こんな世界だと大人になったら上級階級の家畜になるんだし今、楽しもうぜ。というかお前の名前は?」
カリンは僕に聞く
僕は端的に「翠」とだけ言った。
「翠か・・・・よし、今すぐ・・・」
「あの!!」
僕はカリンの言葉を止める。
カリンは頭を傾げる。
「大丈夫なんですよ!!僕はどうせ家畜で過ごすんです。もう、いいですよ。どうせ義務教育が終わったら働くんですから!!」
僕は急いで逃げてしまった。
「チョ・・・」
カリンの声が小さく聞こえたがどんどん聞こえなくなった。
家に着き僕は勢いよく玄関を閉める。
なんだか疲れたなと思って僕は急いでベッドに入ってそのまま入眠した。
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朝になり昨日風呂に入ってないのでシャワーを浴び着替えて僕はテレビを見た。
そこには衝撃のニュースがあった。
「ク・・・九条さんが誘拐!!!!」
僕の大きな声がリビングに響き残響になる。
僕は呆然としながら学校に向かった。
こんなにも虚無になったのは始めてだ。
猛犬の鳴き声も聞けないほど虚無になる。
学校の門を潜るとやはりみんな九条さんのことについて話していた。
「わぁああああ!!九条さん!!」
「僕のマイハニー!!!」
九条さん非公式ファンクラブは泣き喚き。
教室に入ると女子たち集まっている。
盗み聞きすると
「九条さんの家、新生財閥だからお金目的で誘拐された」
「いや、九条さんのお父さん、実は隠し子が・・・・」
まぁ、女子はいつも通りくだらなく根拠のない噂話をしていた。
全くと思っていると先生が来て
「今日は2時間授業と言い」
教室は狂喜乱舞せず九条さんの悲しみの言葉が出る。
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帰り道、僕がトボトボと歩いているとアイツが街頭樹から現れた。
「やぁ、翠少年!!調子はどうだい?おっと何か悪いようだね。先生と喧嘩かい?そんなもの先生をぶっ叩けよ!」
カリンは笑っていたが僕はそんな調子にはなれなかった。
「おい、どうした少年?私が願いを叶えてやるよ。さぁ、言ってみるといい!!私は一応、昔悪魔、天使をやっていた人種、神界人というのだよ!!さぁ、願いを何なりと言え」
カリンは僕に優しく諭す。
後半何を言っているか分からなかったが僕は我にも縋る思いで言った。
「九条さんを救って英雄になりたい!!」
やば、こんな厨二病が言う言葉。絶対馬鹿にされる。
僕は恐る恐るカリンの顔を見る。
カリンは満足そうな顔をして肩を組んできた。
「そうか!!わかった!!」
猫耳嬢は不敵に笑った。
「グゥ〜。あっ、その前に腹へった!!」
カリンはそう言いお腹に手を当てる。
僕はずっこけた。
そんなこんなで僕の英雄道中いや、青春が始まった。
読んでくれてありがとうございま~す
カリンちゃんは私、神田一二を彷彿とさせたキャラです。
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