表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

スーパームーン






(ひさ)しきや

(まった)きこころ

()()らむ  


しばたたせむとも

ただに()まほし






<訳>


いつ以来でしょうか

欠けるところのない(満ちた)こころで

あなたを恋い慕い、そっと寄っていきましょう


しきりに(こころを)波立たせてしまうかもしれないですが、

ただ、私だけを見て欲しいのです




<込めた思い・解説>


以前から、月と地球の関係って、どこか哀しいロマンがあるな~と思っていました。

遠巻きに眺めることはできても、決して触れることはできず、ただその周りをずっと回るだけ。それでも諦めきれないその人は、いつまでも一途に思いを寄せ続ける。

これを純愛と呼べるのかどうかは人それぞれでしょうが、私はそう感じずにはいられませんでした。

まあ、ちょっとだけ執念みたいなのもあって少し怖いかもですけど……(^ω^;)



ですが、そんな月にも、数十年(?)に一度だけ、いつもよりほんの僅かに近づくことが許される瞬間が訪れます。ご存じ、スーパームーンです。


自身を、いつもより鮮明にあの人に見てもらえるかもしれない。

例え、それで相手の心を落ち着かなくさせてしまうかもしれないけど、それでも願わくば、いつもより綺麗な自分を、より近くで感じて欲しい。


月が近づくことで起こる「潮の干満」と「相手の心のざわつき」を、

そして、最後の「まほし(~してほしいの意)」と「星」を密に掛け合わせつつ、

そんな月と地球の切ない関係を、川柳という形で表現してみました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ