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魔人の生態系

魔人。それは魔物の力と人間の知能のいいとこ取りをした厄介な奴である。

そして魔人がこのポリスダンジョンに現れたのだった。

俺は一瞬疑問に思った。ここは未発見のダンジョンでは?

だが理解した。

確かに人間達にとっては、このダンジョンを知らないわけだから未発見で間違えない。だがそれは人間達の視点でしかない。

魔人はすでにここのダンジョンを発見していたということか!

俺たちは第一発見者で、ここには元々住み着いている魔物しか居ないと思い込んでいた。

ペンタゴンは人間の情報は入手していても魔人の情報は入手していないらしい。


魔人は人間より人口が圧倒的に少なくこの世界は人間6割、魔物3割、魔人1割の人口比らしい。

魔人がダンジョンを利用する目的は?

人間と同じようにしてダンジョンで力をつけるのだろうか?

そんなことを考えていると、

その魔人はまだこちらに気付いていない様子。二つの目を見開いてギョロギョロしている。

長い黒髪。

白か透き通る肌。


だが、ペンタゴンは無意識に鑑定を発動させてしまった。


名前 ニュクス

職業 闇魔法使い

ランク (A)

レベル 80

魔力 1800

筋力 600

体力 400

速さ 150

防御力 400

スキル 闇魔法(A)

    威圧(A)


"威圧"は"威嚇"と同じような能力

闇魔法は闇を自在に操る。暗い場所ほど効果が高い。そしてここは洞窟内で真っ暗。



俺は何もわからないから常に慎重に行動していたが、ペンタゴンは魔人を見縊っていた。

いや、実際見縊っていたわけではないが気が緩んでいた。

急激なレベルアップによって、俺たちが強くなったと過信していたのかも知れない。

或いは実際会ったことがなく、机の上の知識だけだったから、本当に強いのか半信半疑だったのかも知れない。

油断した。

そしてペンタゴンは気配遮断を使ったがもう遅かった。

俺たちの存在はバレてしまい

インランドタイパンの様に隠れ続けるわけにいかなくなった。

「厄介すぎる…」俺少し動揺する。

「何だあのチートステータス。おい魔人で全部あんなんなのか?」

「いやあいつは魔人の中でトップクラスだ」ペンタゴンはそう言ったが…


こうして戦闘が始まった。



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