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貪欲に

アムールは威圧を発動。

だが、インライドタイパンは怯むことなく長い身体をくねらせてアムールを正面へ移動。

アムールは威圧は効かないと察し接近戦で"噛み砕く"を発動。だがインライドタイパンはアムールの身体をも上回る大口を開けて頭に噛み付いた。

なんとインランドタイパンの口に頭が入った。

「がぎゃあああああ」

アムールは奇声を発して暴れまわっていたがインランドタイパン獲物を離さなかった。

そして暫くして死んだのか抵抗しなくなった。

何かスキルを使ったように見えたが。鑑定スキルが発動できない今詳細は不明。

そして丸ごと呑み込んでしまった。

ペンタゴン唖然としていた。俺も衝撃を受けた。

この一連の出来事が一瞬のようにも感じた。

暫くアムールを胃の中で消化しているのかじっと止まっていたが、やがて興味を失ったのか、お腹がいっぱいで満足したのか、どっか入ってしまった。

アムールが喰われてからこの瞬間まで誰も動かなかった。

そんな中、俺は冷静だった。

取り乱すだけ無駄なのだ。


この場にいるのはアムールとインランドタイパンが消えたので、アムールの部下らしきカスピという魔物、とそれの下位互換の魔物数頭、そして俺とペンタゴンのみ。


「ペンタゴン協力しろ。あいつらを倒す!」


名前 カスピ

職業 狩猟

ランク (C)

レベル 20

魔力 0

筋力 170

体力 50

速さ 20

防御力 20

スキル 噛み砕く(C)

    気配遮断(D)


名前 アモイ

職業 狩猟

ランク (D)

レベル 15

魔力 0

筋力 60

体力 20

速さ 10

防御力 20

スキル 噛み砕く(D)

    


あいつらは今フリーズしている。頭であるアムールがこんなにもあっさりと死んで混乱しているのだろう。

だが俺は頭を整理させてやるほど優しくない。「今がチャンスだ!」隙だらけ

ペンタゴンも察したのか戦闘準備に入る。

この局面ある意味では良かったのかも知れない。

インランドタイパンの存在感が強すぎて俺たちの存在がバレていない。つまり奇襲ができる!

レベルは高いが奇襲というハンデがあれば!


俺は"投擲"を使い近くの重い岩を山なりに投げ注意を引きつける。だが反応しなかったため岩が頭に直撃した。そして手に持っていた軽い岩を最短距離で急所に直撃させる。一気に距離を詰めてカスピな懐へ入り“蹴り上げる"を使うとあっという間に倒れた。

そしてカスピ倒れた。

こうしてレベルアップしたのだった


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