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グレネードボルネオオランウータンの弱点
ペンタゴンは自分のステータスを確認して一言。
「やっぱお前と行動するとステータスすごい上がるからいいな。」
ペンタゴンはニコニコ顔である。
どうやらこいつにはプライドというものがないらしい。
「で、さっきのトリック詳しく教えてくれよ。あの作戦すごく良かったぞ」
「簡単な話だ。グレネードボルネオオランウータンは物を投擲した後、隙ができる。
一つは全身で岩を投げる時、頭もかなりブレ、下を向く癖があった。投擲後、俺たちへの視界が消えた隙を確認して懐に入った。
二つ目は反動だ。特に先ほどのように重い岩を投げれば体重が前に突っかかる。その瞬間のみ、背後がガラ空きになるのさ。」俺の説明に納得してくれたようだ。
さて行くか。
足はまだ回復していないが弱点さえわかればグレネードボルネオオランウータンはもはや脅威ではない。
二階層にはグレネードボルネオオランウータンの劣化版がちらほらいるがグレネードボルネオオランウータン奴強いやつはいないっぽい。
一階層にいたスライムもいる。
どうやら紛れ込んだらしい。
さてもう二階層に用はないな。
いざ三階層へ




