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最後の時間2
私は41歳独身 家族行方不明とゆうか私が行方不明
30歳まで実家暮らし 働いたりそうじゃなかったり
追い出される形で家を出て寮付きの仕事を転々と
たまたまハコブネ建設の仕事を請け負った会社にいたおかげで
輸送1便目に乗れてラッキー
機内にあるモニターで外の様子が見れる
「ほんとにきちゃったよ宇宙、何の取り柄のない俺が」
ハコブネにドッキング
ゾロゾロと中に案内される
見渡す限りに設置してあるコールドスリープ装置
072番の札を渡され装置の横で待機 なんと!伝説目
バカみたいな事を考えながら今までのクソみたいな人生を思い返す
給料の大半をギャンブルと風俗につぎ込んできた人生
やっと終われる次こそは目覚めたら自分が変われる事を
信じてみよう。
自分の番がきたみたいだ
言われるがままに装置に横になり蓋を閉められボタンを
押される。
すごく寒い すごく眠い 感覚がなくなってきたサヨナラ地球