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Daybreak  作者: 山口陽一
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人類の夜明け

Daybreak!

20XX年1月1日、コードネーム、Daybreak、日本名夜明けというアプリケーションが世界一斉に配信され、そのアプリは瞬く間に人々に浸透していった。

Daybreakが世界を席巻したわけは数々あるが、最大の理由は、画期的なセキュリティシステムだ!

IT革命が起き、人類がその恩恵を授かると共に、セキュリティの穴をついた情報漏洩という病魔を抱え込むことになった。

その特効薬がDaybreakだったのだ!

ハッカー達のどんなサーバー攻撃にも耐え、100%の安全性、人類に巣作った悪性ウイルスを駆逐、まさに人類の夜明けの瞬間であった。

だが、薬は毒と紙一重。効果が大きければ大きいほど、その副作用もまた…。


見知らぬ天井!?

目を開けると、知らない場所で眠ってた。

不思議に驚きの感情は出てこない。

闇に目が慣れて、周りを見渡すと、隣のベッドから人の気配が…。

そっとベッドから抜け出し近づいて行くとそこには、

見覚えのある美少女が…

じゅなくて!

見間違えるはずもない、僕の憧れの白石先輩が軽い寝息をたてて眠っている。

暑さのせいか、シーツははだけ、白石先輩の美しいフォルムが露に。僕と同じく高校の制服を来たままで…

胸は寝息と連動し軽く上下に揺れ、まるで僕の手を誘うように。

少し短めのスカートで隠されているすっと伸びた白い足元から目が離せない。

いかなる理由をつけようと、本能にはあがないきれず、手が胸元に伸びた瞬間、白石先輩の美しい瞳が僕をとらえた。

山口くん!?

驚きが混もったきれいな声が小さな部屋に鳴り響いた!


よかった!

突然、白石先輩が僕に抱きついてきて、

もうあんな無茶しないでよ!

死んでしまったと思ったんだからね!と泣きじゃくりながら、僕の身体をギューと抱きしめる。

白石先輩の暖かい体温!

柔らかい胸元!

耳もとに感じる吐息!

そんな至福な時間が数秒過ぎてから、

白石先輩が身体を離し、顔を真っ赤にしながら、下にうつ向いてる。

可愛い!白石先輩が照れてる。

憧れという硬い殻が破け、身近な存在になった瞬間だった!


その刹那、外から悲鳴が入り交じった轟音が!

ドアが、がばっと開き、

私達、

僕達、

と作りが一回り違う大女が、有無を言わさず、

私達、

僕達、

の手を掴み、部屋の外に連れ出した。

否応なしに連れていかれてるが、大女の必死さが手から伝わってくるようで、不思議と嫌な感じはせず、むしろ僕達のための行動に感謝の念すら感じる。

あっという間に戸外に出ると、ことの異常さが肌で感じられる。

この異常さは正にあの時と同じだ!




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