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プロローグ
毎日、最低でも六時半には起きる。部活はないので、余裕で間に合う。顔洗って、着替えて、ご飯食べて、今日もきっと、予想できない一日になるだろうと意気込んで、家のドアを開ける。
「行ってきます」
いってらっしゃいと返ってきたのを確認してから、家を出る。
高校までそこまで遠くないので、自転車通学。すれ違う人に挨拶をしていき、学校につくのは、少し早めの時間。
決められた場所に自転車をとめ、鍵を抜く。
一年生の教室は四階で、一番遠い。体力がない俺は、階段を上るだけでも一苦労だ。
上りきった先には、A組からE組までの、全五クラスがあり、一番端にあるA組が、俺のクラスだ。
「おはよう」
今日も俺は、明るくて、元気いっぱいなクラスメートであふれる、教室のドアを開けた。




