2/3
狼の出来方(前編)
強くなると決めたのだ。
だから、たとえ独りぼっちでも、僕は寂しくなんてない。
ーーー『お母さん…?お父さん…?』ーーー
幼い頃の自分を思い出す。
まだ弱かった頃の自分。
ーーーあの時はまだ、独りが寂しいと泣いていたな…
いつからだろう。
独りが当たり前になったのは。
いつからだろう。
泣くことも笑うことも止めたのは。
遠い遠い幼い頃の記憶。
そう、それは僕が強くなることを決意した『その日』。
きっとあと何十年、何百年たっても忘れない。
ーーーもうあんな思いはしたくないんだ。
まだ幼かった『その日』を思い出しながら、僕は今日も教室の隅で、強くなることを決心した。
第2話目です!
2話目からダークなオーラ満載ですが、この話が終わるとポジティブわっしょいになる予定です…!…多分w