プロローグ
人、魔族、妖精、神、その他様々な種族が跋扈する《アルカディア》と呼ばれる世界がある。その世界の各国にはとある石碑が存在する。それは誰が作ったのか、何のために作られたのか、一切不明だが、ただ一つわかっていることがある。それはそこに記された十傑と呼ばれる者たちはこのアルカディアにおいて《最強》であるということだ。
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10位《大罪の魔術師》
9位《剣聖》
8位《皇帝》
7位《獣王》
6位《妖精王》
5位《勇者》
4位《魔王》
3位《主神》
2位《覇王》
……そして1位《世界の理》
この者はここ数百年変わることのなかった名前の中に突如として現れた異色の存在。その実力も素性も何もかもが未知数であるがただ一つ《最強》であるということだけは変わらない。
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俺は夜神零、そこらへんにいる高校生でしかなかった…だが、いわゆる異世界転生てのをしたらしく、今ではゼノ・レガリアとして人生を謳歌している。
もちろん転生当初は焦りに焦りまくったが魔法の存在を知ってからは楽しすぎて焦りなんて忘れてしまった。どうやらこの身体は才能に満ち溢れているらしく自分の想像通りに何でもできてしまう。それに俺が生まれたのが貴族の家、それも公爵家だったおかげ自由に過ごせている。もちろん家格に見合った振る舞いは求められるが。
さらになんと、驚くべきことに前世とは違い人だけじゃなくて魔物やエルフなんてのもいた。俺はまだ見たことないが神もいるらしい。
ああ、あとよく知らないが十傑ていうすげー強いやつらがいるらしい。俺が住んでいるのは《皇帝》が治る帝国なんだが、一度だけ《皇帝》にあったことがあるが、確かに他のやつに比べてオーラが違ってたのはよく覚えている。
まあそんな感じで過ごしていたらいつのまにか16歳になっていた。16歳になった貴族の子供は帝都にある学園に通う必要があるらしく、明日から入学だ。
友達できるといいなー。
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このゼノ・レガリアという男、本人はまだ自覚していないが、世界の均衡を崩すほどの力を持つ、まさしく《化物》であり《最強》なのである。
これから先この男がどのような行動を起こすのかはわからないが、その全ては世界に影響を与え、変動を促すことになるだろう。




