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第三十七話「遺跡の影」
冒険の朝は、不穏な空気で始まった。僕たちは、リナの隠れ家を出発し、"核"への道を探す旅に出た。荒れ果てた大地を進むうちに、僕たちの目には信じられない光景が広がっていた。
空は灰色の雲に覆われ、地面からは異形の植物が這い出し、その枝はまるで生きているかのように動いていた。奇怪な生物たちが、僕たちの前を横切る。彼らは、この世界の狂気の深淵から生まれたかのようだ。
そして、僕たちは古代の遺跡を発見した。巨石が天に向かってそびえ立ち、その入口は暗く、神秘的な雰囲気を放っていた。リナは確信していた。「"核"への道は、この遺跡を通じている。」
遺跡の中は迷宮のようで、僕たちは複雑な通路を進んだ。壁には古代の象形文字が刻まれ、それらが何かを語りかけてくるようだった。ミカは壁の一部に手を触れると、遺跡が微かに震え、通路が開かれた。
深く進むにつれ、空気は冷たく、湿った匂いがした。そして、突然、僕たちの前に巨大な怪物が現れた。その体は石と土でできており、二つの赤い目が僕たちを凝視していた。




