第三十四話「核」
リナに導かれながら、僕たちは彼女の隠れ家へと移動した。その場所は、荒れ果てたビルの最上階にある一室だった。外観は廃墟そのものだが、中に入ると、そこは別世界だった。壁一面には地図が広がり、様々なメモや写真が貼られていた。
「ここが私の拠点よ」とリナが説明を始めた。「私はこの世界の異常を調査してきた。この地図には、怪物が現れた場所や、機械化された村人たちが目撃されたエリアがマークされているの。」
彼女は指で地図をなぞりながら、怪物の出現パターンや、工場がどのように村人たちを機械化しているかについて語った。そして、最も重要な発見について話し始めた。
「この世界の中心部には、"核"と呼ばれるものがある。私たちが目にしている狂気は、その"核"から発せられているのよ。そして、私はその"核"を止める方法を見つけた。」
僕とミカは息を呑んだ。それがこの世界を元に戻す鍵なのだろうか。
「次に向かうべきは、この"核"がある場所。そこを止めれば、この世界の狂気に終止符を打てるはずよ」とリナは言った。
僕たちは彼女の言葉に希望を見出し、次の目的地への準備を始めた。この世界の中心部へと向かい、"核"を止める。それが僕たちの新たな使命となった。




