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始まりは魔法科高校から  作者: 眼鏡 純
2章:KING OF MAGIC
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12話 VS蛇帝高校

こんにちは!作者です!

今回は戦闘メインです!ですがめっさ短くなっております!何でそんなに短くなったのか?区切りが良かったから、それだけです!



──それでは皆様に、少しでもワクワクできる時間を。

 A会場に戻ると、牛島高校と天鼠高校の戦いが終了していた。そして結果が発表され、シャインは当然1位トーナメントの出場が決定した。

 他の会場でも順位が発表され、1位トーナメントに出場する4校は、馬原(うまばら)高校、龍空(りゅうくう)高校、虎神(とらがみ)高校、蛇帝(じゃてい)高校となった。そして公平なるくじ引きの結果、龍空高校VS蛇帝高校、虎神高校VS馬原高校となった。





 1位トーナメントが行われるマジックコロシアムは既に大賑わいしており、まだかまだかと待ち望んでいる。

 そしてシルクハットを被り、燕尾服を身に纏う男性の司会者がマイクを手に持ってフィールドの中央に現れた。

「大変お待たせ致しましたー!これよりこのマジックコロシアムにて、1位トーナメントを開始しまーす!」

司会者が開始宣言の後、大歓声が上がった。

「それでは早速第一回戦!龍空高校代表シャイン・エメラルド選手と!蛇帝高校代表ルイス・アウフ選手の入場です!」

司会者の紹介を合図に2つの扉が開き、シャインとルイスと呼ばれた蛇帝高校三年の男が入場した。

「まさか絶滅魔法の使い手と戦う日が来るとはな。光栄だぜ。」

白い髪に水色の瞳をもつルイスが、ニヤリと不敵な笑みを浮かべる。

「成る程。お前も戦闘を楽しむ性格(タイプ)か。」

「お前()か…。これは楽しい戦闘が出来そうだ。」

ルイスは笑いながらグッと拳を握き、戦闘態勢に入る。

(武器はなし。体術メインの戦い方か。)

シャインはルイスの戦い方を分析しながら風砕牙を抜刀して構えた。

「それでは!レディィィ〜〜〜………ファイトォォォォォォォォ!!」

司会者の声とゴングの音を合図に、シャインとルイスの戦闘が始まった。

「相手が相手だからな、最初から全力でいくぞ。」

ルイスが魔力を高めると、周囲に冷気が漂い始め、頑丈な氷の鎧を装着していく。氷の鎧はどんどんと形を変え、まるで狼のような姿へと変貌する。

「へぇ…氷の狼とは洒落てんな。」

シャインは褒めながらも警戒度を高める。

「これが俺の魔法、『氷の鎧(アイスアーマー)』だ。」

「見掛け倒しは萎えるから頼むぜ。」

シャインも風砕牙に輝く風─閃風(せんふう)を纏わせる。

 しかしここから高度な読み合いが発生し、両者睨み合ったまま硬直状態が続いた。マジックコロシアム内も緊張に包まれ、少しの物音すら目立つほどの無音状態となっている。そんな中、観客席にいるスノウの鼻の近くを虫が通過した。

「ハ……ハッ……!ハックション!!」

そして豪快にクシャミをした。瞬間、シャインとルイスが同時に地面を蹴った。

(え〜…!きっかけそれで良かったの〜…!?)

会場の全員が心の中で唖然とした。

[疾風斬(しっぷうざん)]!」

[氷狼爪(ひょうろうそう)]!」

互いの早業がぶつかり合い、氷と風が火花の如く宙を彩る。

[閃風乱波(せんふうらんぱ)]!」

シャインは距離を空けると、間髪入れずに輝く風の斬撃を連続で放った。

[氷嵐舞(ひょうらんぶ)]!」

ルイスはその場で回転して周囲に氷の竜巻が発生させると、輝く風の斬撃を全て吹き飛ばした。

「お返しだ。──[烈氷斬(れっひょうざん)]!!」

ルイスが素早く鋭い爪を振ると、氷の斬撃が放たれた。

[守護風陣(しゅごふうじん)]!」

シャインが風砕牙を地面に刺して魔法陣を展開させると、風の柱を発生させて氷の斬撃を防いだ。

「やるじゃないか。」

ルイスが強敵との戦いに気持ちが昂っている。

「そっちこそ。」

シャインがニヤッと片方だけ口角を上げる。

「これは凄まじい攻防だぁぁぁ!これは1位トーナメントに歩みを進めた者達の実力かー!?」

司会者がここぞとばかりに会場内を盛り上げ、観客席から歓声が上がる。

「さて…楽しかったが、そろそろ終わりにしよう。」

ルイスが口内に魔力を溜める。

[氷結咆哮(ひょうけつほうこう)]!!」

そして咆哮と共に溜まった氷属性の魔力が放たれ、周囲の空気を凍らせながら、氷属性が付与された音波がシャインに迫る。

(しまっ…!!)

シャインは僅かに判断が遅れてしまい、周囲の空間ごと氷の中に閉じ込められてしまった。

「これで終わりだ。──[大氷狼(だいひょうろう)]。」

ルイスは狼型の氷の鎧を脱ぐと、氷の鎧を巨大化させ、自立型の巨大な氷の狼を形成した。

(これはやべぇな……)

氷の中から危機を察するシャインだが、体は凍っているため身動きはとれない。

「終わりだ!」

ルイスが氷の狼に命令を下す。



──瞬間、シャインの中で何かが覚醒した。



 激しくなる鼓動と共に魔力が急激に高くなり、髪の色が黄緑一色に染まっていく。

(何だ、急に魔力が…?いや、先に仕留めた方が早い!)

シャインの異変に一瞬攻撃を止めていたルイスは、シャインに何かが起きる前に倒すことを選択し、氷の狼に命令を下した。氷の狼はシャインに突進すると、その鋭い牙で氷ごと噛み付き、同時に大爆発を起こした。爆風によって砂塵が起こり、一時的に視界を奪われる。そして砂塵が収まると、中から巨大な氷山が現れ、中にいるであろうシャインの姿は確認出来ない。

 マジックコロシアム内に数秒間の静寂が流れた。次の瞬間、唐突に氷山にヒビが入り、美しく砕け散る。そして周囲を舞う氷の欠片を輝く風で吹き飛ばしながら、黄緑一色の髪に、金色(こんじき)の瞳となったシャインが現れた。

本日はお読み下さって本当にありがとうございます!

少しでも先が気になった方、面白かった方はブックマーク、☆の評価などをお願いします!


シャインの謎の力…これはまさか…ドラ○ンボールのスーパーサイy…!おっと、誰か来たみたいですので、今回はここまで!次回をお楽しみに!

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