悪役令嬢はビッチ悪役令嬢と仲直りをする
「あ、あの…先週はごめんなさい」
「…?
ああ、別にいいってば!ですわ。よく考えたら恋する乙女全開でお可愛らしいですし」
「…なあぁっ?!
もうエリザベート様!!からかわないでよ!!」
1週間後、バツが悪そうなマリアンヌが謝ってきた
どうも、お付きの侍女から実家に話がいってこっぴどく叱られたらしい。流石にこの歳になるとご両親も甘やかしてばかりとはいかないよねぇ
「私、エリザベート様が結婚に関してものすごくデリケートな状態なんて知らなかったわ。レオ様との婚約もあり得ないって聞いたわ」
「公爵家としては基本的にお婿さんをゆっくり探す、と言う方針らしいですの
わたくし自身、自分のことなのによくわかってねぇのですけれど…他家に嫁ぐと2つ持っている他国の王位継承権が絡んでややこしくなるらしいですのよ
仮に王太子妃なんかになった日には、様々な陰謀が渦巻いて命が危ねぇらしいですわ」
「げぇ、大変そう…」
「「ぷっ…!」」
そこらへん、私の方もパパンの説明殆ど無かったんだよな!!
というか、私がレオンハルト様と結婚したいと言えば叶えちゃうパパンだから仕方ないのか…
「まあ、これから3年間一緒なわけですしよろしくお願いしますわ」
「うん!よろしくね!」
なにはともあれ、同時に吹き出したマリアンヌと握手した
「そういえば、そちらのクラスには孤児院で育った方が居るのですわよね?色々と大丈夫ですの?」
「ああ、アンネローゼね!
私も特に不快に思ってないし、誰とも衝突してないわよ!」
…なにぃ?!
それはどう考えてもおかしい。アンネローゼは破滅的に空気が読めない、女子小学生向けの漫画に出てくる馬鹿ヒロインみたいな性格の筈だ
マリアンヌとなんてまさに激突する組み合わせでしかない気がするけど…でも本来アンネローゼが持っていない孤児院育ち設定とかあるし原作とは違う人柄なのか?転生者?
でも転生者ならなんでわざわざ苦労するようなことを?
両親の元でぬくぬく育つ権利を自ら放棄して飛び出すか普通?
…わけかわらんですの




