日曜日
日曜日の午前中、なんとか雪乃は立ち直りつつあった。
高熱じゃなければなんとかなるものね。でもまだ少し熱っぽくはある。
布団にくるまると汗が出る。気持ち悪い。
かといって布団を薄くすると寒い。暑くて寒い。イヤだなあ、もう。
午前11時頃にお風呂を焚いて入る。汗を洗い流して少し元気が出た。
湯冷めしないようにしなきゃね。昼ご飯どうしようかな。あんまりお腹空かないからパスするか。
和幸からメッセージ着信。
「生きてるか?」
雪乃は電話を掛けた。
「昨日はありがとう。助かったわ」
「熱は?」
「下がったけど、まだ熱っぽい」
「メシは?」
「食欲無い」
「なんか買っていこうか?」
「そうね……中華まんが食べたい」
「わかった。いつものでいいか?」
「うん」
「ちょっと待ってて」
「ありがと」
バイクの音がした。和幸だな。
着信が入る。
「部屋、入って良いか?」
雪乃はレスする。
「ありがとう。上がって」
中華まんを二人で食べる。朝ご飯を抜いていたのでお腹に来るな。
でも食べられたのは大進歩と言えよう。
「和幸」
「ん?」
「少し点数を稼いだわね」
「良かったよ」
「でもまだまだ私は許してないからね」
「ごめん」
「そうよ」
じゃあ、少しはマシになったみたいだし、また寝なよ。俺は帰るからさ。
そう言って和幸は帰っていった。なにかあったらすぐ来るから遠慮せずに連絡しろよ。
わかった、ありがとう。
雪乃はそのあとぐっすりと眠り、起きたのは21時過ぎだった。
こりゃ睡眠のリズムが狂う。これから寝られるかな?
それより明日会社行けるかどうか。
そんなことを思っているうちに、また雪乃は眠ってしまった。




