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誘い

 金曜日、雪乃は珍しく残業無しで退社する。お疲れ、私。

 お風呂入ってさっさと寝よう、って考える時点で色気もへったくれもないな。


 帰宅途中に星野からメッセージが入った。星野からなんの用だよ?


「24日空いてますか?」

 ストレートな質問だな、しかも勘がいい。共通の知り合いっていたかな?

 和幸のことは、一切社内で話したこと無いけど。


 雪乃は少し躊躇した後、


「なんで?」


 と、返した。返事が来ない。

 ほほう、これは間違いなくクリスマスデートのお誘いね。

 星野はいい奴だけど残念ながら恋愛の対象外だなあ、と雪乃は思う。


 電話の着信音がする。星野からだった。


「今、電話大丈夫ですか」


「ええ、大丈夫よ。それでなに、まさかクリスマスイブにデートの誘い?」


 一瞬の間がすべてを物語る。


「会って話したいことがあって」


 星野が口籠るような調子で答えた。

 直接的すぎて悪かったなぁと、雪乃は後悔する。

 この電話で告白させているようなもんじゃん。


「悪いけど、24日は埋まってるわ。別の日にしてくれる?」


 雪乃は答えた。


 ある意味、ホッとしたような息遣いが、星野から電話越しに伝わってきた。


「じゃあまた、ちょっと日程を考えてから連絡します」


 星野が言った。

 そう、じゃあね、と言って雪乃は電話を切った。

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