王国街
王国街をブラブラすると様々な美味な物に出会う
砂漠地方に生えるリンゴの一種である
サンドアップルはとても美味しかった、
齧り付くとシャクッとした歯ごたえと
甘い蜜が溢れ出し
噛むと甘ーい水分が溢れ出できて…。
だがサンドアップルは砂漠地方のみに自生するため仕入れが安定せずやはり高価になってしまう。
サンドアップル一つで銅貨20枚の価値があるのだ、
あと称号欄を見てみると新たに美食家と言う
称号が増えていた、特にステータスに変化は無い
ので意味は無いようだ
さて、そろそろ武具屋に行くか
武具屋は比較的静かで
落ち着いた雰囲気を出している
中からは刃物を研磨する音が聞こえる
恐らく手入れをしているのだろう。
扉を開け中に入ると
様々な剣や盾、弓や矢も売っている
奥にはキラキラと光る宝石の装飾を施してある
剣や兜も飾られている。
手前には樽に剣や棍棒が雑に差してある
樽から安物の剣を一つ手に取る
切れ味はそこまで高くない
軽く素振りをしてみるが、何かが違う。
値札を見るとこの樽に入っている武器は全て
銀貨10枚と書かれている
俺は不思議とそこに置かれている棍棒に目を取られる
木を荒削りに作られた棍棒だが、手に取ると
ズッシリとした重さがある、
棍棒は重さで相手を叩きつける武具で
そこまで使うのにも技量は必要ない、
不思議とこいつを持っていると落ち着くのだ、
よし、これを買おう、
そしてその棍棒と近くにあったダガーを持ち
会計を済ます。
ダガーはナイフのように剥ぎ取り用に買っておいた、
次は防具を買う。
やはり鋼鉄製だとかに憧れはあるが
俺の非力さでは着ることもままならないだろう、
そして最も軽く動きを阻害しない革鎧を買う。
ズボンもレザーにし
手にもレザーグローブを付ける。
一様鉄の胴当てや鉄の腕立ても買う
これはベルトで腕に付けるタイプらしい
それを革鎧の上から付ける
まあまあ様になっているんじゃ無いだろうか
それも会計する。
早速初日で残金銀貨28枚と銅貨74枚か、
そろそろ夜になるし、宿を探すか。
宿を探して王国街を徘徊していると
宿 母の家と言う宿があった。
早速中に入り
宿の部屋のランクの中での中級
シルバーに部屋を借りる。
とにかく鎧を外し
木の板の上の羊の毛で作られた布団に、寝転ぶ
久しぶりにまともな寝室で睡眠を取った。