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詩*卒業写真*

ばいばいピンク

作者: a i o

ばいばいピンク

曖昧な時間

夢みたいだね、まるで

目を細めて

笑いあってた


傷を見せるひともいたね

見せないひとも

僕らなんも分かっちゃいなくて

語らない傷を

癒えたと思い込んでいた


ばいばいピンク

鈍感な言葉を

無造作に

振りまきながら

誰かを傷つけていた

淡い境目

ピントを合わせれば

鮮明になって

露わになるばかりだから


僕らは脱ぎ捨てた

ばいばいピンク

忘れやしないよ

愚かさで

傷つけたことも

それを誰かが

語らなかったことも


饒舌な唇も

押し黙った瞳も

今はただ

見つめつづけるよ

その沈黙を拾い上げるように
















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