表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

とんねる

作者: 東雲 朱四

突然おもいうかんだものがあったので、それをそのまま書きましたというだけなんです

道を歩いていた。

ただぼーっと歩いていた。

何かに惹かれるように私の足は歩き続けた。

ふと気がつくと目の前にはトンネルがあった。

とても暗いトンネルがあった。

とても怖かったが、「すこしだけ」そうおもいつつ暗闇の中に入った。

そこでは私の足音が響くだけで、ほかに音はしない。

途中で気がつく。さっきからすこしだけすこしだけといいながら随分進んだ。

振り返ってみると暗闇なのだ。

とても深いところまで来たらしい。

いや、ちがう、来てしまったのだ。

「ああ…こんなはずでは…」

そんな声が響いた。

後悔した。

ぼーっとしていたことを後悔した。

まさかこうなるとは思っていなかった。

私はどっちに向かって進んでいるのか分からなくなってしまった。

どちらからか足音が聞こえる。やがてその足音は大きくなっていく。だがどちらか聞こえるのなわからない左右?それとも前後?

もはやどこが前なのかわからない。

私は進む希望を失った。

そしてその場に座り込んで足音が聞こえなくなるまで座っていた。

だが足音は止むことはなかった。

多分今のわたしの心の状態と同じ感じなのかもしれません。

でも私なんてそんなものです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ