特別クラス
入学式の後でクラス編成が貼り出されていたので確認
すると案の定と言うか特別クラスの欄に俺の名前が載っていた
元のストーリーでは俺のワガママで実家と爺の権力を使ってコネで入る事が出来たクラスであるが、今回は実力で勝ち取った。
本当は目立つのは面倒だが、それを補って余りあるメリットがあるからな
特別クラスは実技の試験さえ取っておけば授業は免除になるからだ
ただし序列1位の人間に限る
フフフッ待ってたぜブタ野郎
俺が教室に入るとレッド・オージが足を机の上に乗せて後ろにダン・チョーとナイームを従えて待っていた
そして、立ち上がると俺に顔を近づけて
学科では遅れをとったが、ここでは実力こそが全て俺の筋肉がお前みたいなブタ野郎に負けるはずがない!勝負だ
やれやれ、王子様ともあろう事が行儀の悪いことだ
はんっ!ここでは身分など関係ねえっ
そんな事を言ってると
ハイハイ、そこまでっス
と言いながら出席簿を持ってダルそうに聞き覚えのある声がした
オージもテンプーレもサッサと席に着くっスよ
そう担任は去年まで俺の屋敷で働いていたシルヴァだ
何でも弟である聖女のミドリの担任になる事を条件に引き受けたらしい‥まあ、ゲームのストーリーと同じなので特に驚きはしないがな
こいつはこう見えて頭は悪くないし、貴族のマナーも分かっている‥実は東方の島の元王族の家系だ
学園長の大魔道士であるマドー・マジカに救われて、この国へと亡命したのだ。今は身分を隠しているので苗字も捨てている。
ちっ!後で実技の授業があるよな?
そーすっよ!初日に実技試験をして序列を決めるッス
やれやれ面倒だな
ふん!そのスカした態度に吠え面かかせてやるよ
周りの生徒の反応は様々だ
ナイームは申し訳なさそうにオージにバレない様に俺に頭を下げていた
ダンは俺を射殺さんばかりに睨みつけ
ミドリは面白そうに蠱惑的な笑みを浮かべている
まあ、悪いが俺のプランの為にも序列1位は譲れんがな




