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精霊との出会い2

「せ、精霊!?」


「うわっ、なんだよ。ってそうか、精霊ってあんま知られてないんだったな。」


「うん。でもたしか、僕の読んだ何かの本に世界に調和をもたらす者って書いてあった気がするけど。」


「へ~、よく知ってるね。だいたいあってるよ。」


そう言われるとなんとなく照れてしまう。図書館の魔術に関する本を片っ端から読んでいったかいがあったものだ。書いてあったことはほとんど理解できなかったが、精霊に関する記述があったのは覚えていた。そしてきづいた。今、自分がかなり驚くべき状況にいるということに。だがどこか自分は落ち着いていた。この女性と話していると不思議とリラックスできるのだ。だからこそ次の言葉はひどく困った。


「ところで、おめぇこんなところで何してたんだ?」


(どうする、話すべきか。この人、じゃなくて精霊さんになら話してもいいかもしれない。でも今この精霊さんに拒絶されたら耐えられない気がする。)


「まぁそんなことより、なぁ少年私と契約しないか?」


「へ?契約?」

(そんなこと!?そんなことって。・・・自分が何を望んでるのかわからなくなってきた。しかも契約?なんの?)


「ん~まぁ、君が私と契約してくれたら君に土の加護がつく。やろうと思えば地震だって小規模なら起こせる。その代わり、君にも私の仕事を手伝ってもらうことになる。が、手当てもでる。どうだ?」


「そんな力を僕に?そんな簡単に契約していいの?何に使うかわからないよ?」


「ふんっ、そんな簡単に契約なんてしないよ。特に私はね。私達みたいな精霊には匂いっつうか雰囲気でそいつがどんなやつだか分かるんだよ。たとえば今のお前は何か忘れたい思い、悲しみのようなもんを背負ってんだろ。そんな私が言うんだ間違いない、おまえはかなりいいやつだ。」


「・・・そんな・・・僕なんて・・・それに目立ってしまうじゃないか!」



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