第7話 絵画の鑑賞(2)
「火の鳥」に続き、「氷晶の狼」というモンスターの絵画について話を聞く。
執事の話を聞き、狼の通った道には、、、
そして、次の絵画の話をし始める。
アレンシアが隣の絵画の話をし始めた。
「う、うん。その話はそこまでにして、この絵画の話をいたします。」
「あ、はい。(恥ずかしかったのかな?)」
「この絵画は、「氷晶の狼」、「香雪の狼」と呼ばれる。雪国に生息している。狼のモンスターの絵画です。氷晶の名の通り、狼が息を吹けば暴風が起き、周りを銀世界に変え、周りを徐々に凍らしていきます。香雪という名の由来は、この狼が現れると大雪が降って、積もりますがその後には食物たちが豊富に育つためこのような呼び名になっています。このモンスターも絵画に書く際はとても綺麗で人気なのですが、先ほどの「火の鳥」とは違い、好戦的で獰猛な性格なのです。そして、縄張り意識も強く、嗅覚もいいため、近づくものがいないため絵画が少ないのです。」
「そうなのですね。では、この絵画はどうやって書かれたものなのですか?」
「この絵画を描いた人は分からないのです。ですが、この絵画だけが見つかり、オークションで出されたところをお父様が落札したそうです。」
「そうなんですね。しかし、この絵画はとても綺麗ですね。これなら人気になるはずですね。執事さんはこのモンスターを見たことはあるんですか?」
「いいえ、私は見たことはありません。如何せん、「見てみたいですね」といったところ、パーティーメンバーから「絶対にやめておけ」と言われまして、結局見てはいませんね。」
「そうなんですか。それほどに危ないモンスターなのですか?」
「そうですね。姿は見たことはないのですが、そのモンスターが通ったところは見たことはあります。雪国ではあったので周りは銀世界でしたが、そこだけは木が凍っていまして、所々に氷塊が落ちていました。」
「そうなんですね。」
「面白い話は聞けましたかスズキさん。」
「ええ、とても面白かったですよ。」
「では、次の絵画に行きますね」と言った、アレンシアは絵画に手をさした。
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