第4話 貴族と名乗り
煙が晴れ、「鈴木」を女性たちの前に姿が現れた。
混乱する貴族の娘「アレンシア」そして付き人兼メイドの「レイン」
それを見かねた「鈴木」が声を出し、名前を名乗ることになる。貴族の娘は帝国三大貴族ファッシアンラーション家と名乗った。次に「鈴木」が名乗る。「鈴木 正志」という日本の名前を心に残し、こちらの世界で生きることを決め、名乗ったのは「スズキ・マサムラ」と名乗ったのであった。
女性たちの前に「鈴木」の姿を現した。
「おぉ、炎魔法「ファイアーレンス」って初級魔法の部類だよな?それでこの威力はやっぱりやりすぎだよな。神様。」
「鈴木」は言葉をこぼした。次に声を上げたのは貴族らしき女性の方だった。
「そ、そこのあなた。いったいあなたは何なの?いったい何が起こったというのよ?いきなり、あなたが空から降ってきて、次の瞬間にはモンスターが燃えて、いったい何なのよ!!」
「まぁまぁ、落ち着いてくださいよ。まずはお互いの名前を名乗って、深呼吸してお話ししましょうよ。」
「え、えぇ、そうね。」そう言った彼女は、大きく深呼吸をして名前を名乗った。
「私は、帝国三大貴族ファッシアンラーション家、通称「帝国の黄金」と呼ばれる、貴族が娘。
アレンシア・ファッシアンラーションと申します。そして、こちらが私の付き人兼メイドの、レイン・アッシレンタと言います。あなたのお名前は?」
「私の名前は、「鈴木」、、、いえ、「スズキ・マサムラ」と申します。」
「「スズキ・マサムラ」聞いたことがない名前ね?どこか来たのかしら?」
「私は、遠くの島国からやってきて今はこの草原でのんびり散歩をしていたところです。」
「そうなの?なら、助けてくれたお礼に私の屋敷に来ない?」
「いいのですか?馬車に乗ってどこかに行くのではありませんか?」
「いいのよ。これから屋敷の方に向かう予定だったし、それで門に行くこの道を馬車で行ってたら、モンスターたちに襲われて、そこにあなたが来て助けてくれたってことよ。」
「そうなんですね。それでは、あなたの屋敷にお邪魔します。」「あなたじゃなくて、「アレンシア」って呼んでくれますか?命の恩人には、名前で呼んでほしいのですが?」
「わかりました。アレンシアさんとこれからはお呼びいたしますね。」
「はい!!」
互いの名前を名乗り、スズキはアレンシアの馬車に乗り、ファッシアンラーション家の屋敷に向かうことになった。
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