第30話 冒険者の始まり
ギルマスの腕試しの依頼を終え、スズキはBランクの冒険者になった。
また、ギルマスからの依頼がスズキに来る、、、
依頼の品を求め、商人の馬車に乗る、、、
ギルマスから、冒険者証を受け取り、スズキさんを呼ぶ。
「スズキ・マサムラさん、受付まで来てくださーい。」
「お、呼ばれましたね。」
「スズキさんであっていますか?」
「えぇ、あっていますよ。」
「では、このたび、スズキさんは当ギルドの冒険者として、冒険者証をお渡しします。」
「ありがとうございます。」
「しかし、すごいですね。スズキさん、Bランクからスタートだなんて。」
「そうなんですか?」
「えぇ、普通の冒険者ならDランクから始まって、Bランクになる人がほとんどなのに。」
「ふふ、ありがとうございます。」
「あ、そうでした!!」
「ん?なんですか?」
「ギルマスからの依頼です。」
「またですか?」
「そうですね、前の依頼は力試しの意味もあり、今回の依頼はきちんと冒険者としてのあなたとしての依頼だそうですよ。」
「なるほど、では、何をすればよいですか?」
「はい、では、依頼の内容を確認します。」
「依頼の内容は、「光源の魔石」ライトバレンという鉱石の採取、「炎豪の蛇」サラ・フゥーバンの討伐及び鱗などの採取。が、今回の依頼です。」
「なるほど、わかりました。」
「お、おい、「光源の魔石」って、閉山した、「雷光の森」の地下からごく少数しか取れないものだよな?」
「あぁ、しかも「炎豪の蛇」は、その身を鉄をも溶かす温度とその身からは想像もつかない速度で動くとかいうAランクモンスターだぞ。」
「で、でも、スズキはBランクだろ?Bランクだと、Bランクモンスターの単独討伐、Aランクモンスターのパーティー討伐が可能、だっただろ?」
「いいのかよ?エンリキちゃん。」
「そうなんですけど、、、ギルマスが単独での行動は制限するなって言うんですよ、、、」
「ぎ、ギルマスがか?」
「えぇ、そうなんです。」
「そうか、なら、仕方がないか。死ぬなよ、スズキ。」
「えぇ、死にませんよ、私は帰ってきて、酒でも飲みますよ。」
「お、それは楽しみだな。」
スズキがそう言い、冒険者たちが笑いながら、スズキを見送る。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
少し歩き、馬車に着き、行き先を聞く。
「あの、すみません。」
「ん?なんだ?あんちゃん」
「私、「光源の魔石」、「炎豪の蛇」の依頼を受けた、Bランク冒険者のスズキというものです。」
「ほぉ、「光源の魔石」と「炎豪の蛇」か、、、」
「なら、「光源の魔石」のある所まで、行くから、乗ってくか?」
「いいんですか?乗っていって?」
「あぁ、ええんよ、それに、私たち、商人も冒険者がいれば護衛も兼ねられるしな。」
「なるほど、理にはかなってますね、では、お願いできますか?」
「おう、乗ってき~!!」
商人が気軽にそう言い、馬車が出発する。
「そういえば、あんちゃん、あんた、Bランクなんやろ?それだと、今回の依頼は単独禁止なんやないの?」
「普通ならそうですね、でも、今回はギルマス直接の依頼ですので、許可をもらったんですよ。」
「へぇー、あの、堅物のギルマスが、、、」
「なら、相当腕が立つんやね。」
「そうかもですね、私はまだまだだと思いますが、、、」
「はは、謙虚やね、ええよ、そういうやつが長生きする。」
商人がそう笑いながら、走らせていると物音がした。
「え?生き物でも乗ってるんですか?」
「ん?なんでだ?」
「いや、物音がしたので、、、」
「物音、、、あ、きっとうちの娘だな。」
「へ?」
「ん~、おはよう、父ちゃん、、、」
「おう、おはよう、てか、馬車の荷台で寝るなって言ってんだろ?」
「いや~、この揺れが気持ちいいんだよ、って、誰よあんた!!!」
「初めまして、このたび、「光源の魔石」の採取ついでに、この馬車に乗ったものです。」
「そう、ふーん、あんたが「光源の魔石」をね。」
「なーんか、強そうに見えないわね。」
「こら!!ジュンレン!!謝れ!!」
「えぇ、本当の事じゃん。」
「はは、いいんですよ、ウシンさん。」
「でも、、、」
商人が何か言いそうになった瞬間、山賊が馬車の前に飛び出した。
「商人さーん、ちょっと止まってくださーい。」
「な、なんだよ!!あんたら。」
「僕たち、この道の警備してまーす。」
山賊がそう言うとジュンレンが馬車から飛び降りる。
「ちょっと!!!あんたら邪魔なんだけど!!!」
「あ?なんだこのアマ?」
「アマじゃないわよ!!!ジュンレン!!ジュンレン・ショソンよ!!!」
「ははは、ふざけんなよ」
山賊がイラつきながら、ジュンレンに手を伸ばす。
「ちょっと、こっち来ようねー。」
「ちょっと何よ!!!離して!!!」
「は?いやだよ。」
山賊が答え、ジュンレンの手を引っ張った。
次の瞬間、山賊が声を上げ叫ぶ。
「いってー!!!なんだよ!!!これ!!!」
そういった山賊の手には、水のやりが刺さっていた。
すると、スズキがゆっくりと馬車から降りる。
「これは、ほんの挨拶です。」
「こんな、挨拶があるかよ!!!」
「おや、これは、あなたたちがこれまで行ってきたことでは?」
「そ、それは、、、」
すると、スズキはドスの利いた声で話す。
「なめたこと言ってんじゃねぇぞ?屑ども、てめぇらに慈悲のかけらもねぇんだよ。」
スズキがそう言い、初級水魔法「ウォーターレンス」を準備する。
「ひぃ、ゆ、許してくれ。」
「てめぇらはゴブリンなんかと同じだ。ここで見逃したとしても、また、襲うだろうが。」
「なら、いま、ここで死ぬしかねぇんだよ。」
「ゆ、許し、、、」
山賊が、許しを請う前にスズキは、魔術を放った。
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