第22話 別れの挨拶
門へと着いた、二人、、、
門をくぐろうとした、スズキは振り返り、、、、
ナビに冒険者ギルドまでの道を聞き、歩いていくスズキ、、、、
門へと歩いていく二人、、、
すると、アレンシアが口を開く。
「あ、あの、スズキ様。」
「ん?なんですか?」
「スズキ様は、どうして冒険者になろうと思ったのですか?」
「あぁ、そのことですか。」
「そうですね、、、私は、小さいころから比較的安全なところで住んでいたので、刺激が欲しかったのですよ。」
「それが、冒険者なのですか?」
「そうですね、正確に言えば、危険の伴う仕事をしてみたいと思ってしまっていましてね。」
「そんな時に冒険者の方の話を聞いて、心が躍ったのですよ。」
「見たことない景色、死と隣り合わせの金稼ぎ、未知の生物、そんな話を聞いているうちに私も冒険者になってみたい。そんな、子供のころの記憶が今の冒険者になりたいという、欲望に変わった。たったそれだけの理由ですよ。」
「そうなのですね。では、冒険者ランクはどのくらい行くつもりなのですか?」
「金に困らない程度ですかね。でも、アレンシアさんに言った手前、生半可なランクはいけないと思いますので、折角ですので、Sランクでも目指しましょうか。」
「え、Sランク!?それは、教皇様や聖女様になるよりも難しいのではないですか?」
「そうかもですね。もしかしたら、死ぬかもしれない。でも、私はそのスリルが味わいたいのです。それに、アレンシアさんが教皇や聖女になるまでは死なないように頑張りますよ。」
「絶対に生き残ってくださいよ。スズキ様。」
「えぇ、頑張って生き残りますよ。」
そんな会話をしていた二人は、気が付くと門へと来ていた。
「おや、どうやら、門に着いたようですね。」
「本当ですね。あっという間でしたね。スズキ様。」
「おぉ、スズキ殿。来ましたか。」
「コンリッシュ様、どうしてここに?」
「アレンシアの命の恩人に挨拶もせずに送り出したなんて、この、コンリッシュ・ファッシアンラーションの名が泣きますので。」
「そうですか、ありがとうございます」
「ところで、どうだ?アレンシア、気持ちは落ち着いたのか?」
「えぇ、大丈夫よ。お父様。ここに来るまでスズキ様とお話しして気持ちの整理ができたし。」
「そうか、では、スズキ殿、これは最後の贈り物だ。受け取ってくれ。」
「??、、、これは何ですか?」
「招待状だ。私の名が書かれている。これをもって冒険者ギルドに行くと、ギルドマスターが出てくると思うので、そうしましたら、それを渡してくれ。」
「なるほど、わかりました。」
スズキが返事をし、門へと歩いていく。
門の近くに行くと、スズキは振り返り、お礼を言う。
「コンリッシュ様、屋敷に泊めていただきありがとうございます。
セバスさん、毎朝、夜、部屋に及びに来てくださったり、冒険のお話、ありがとうございます。
セルギアさん、あまりお話はしていませんでしたが、私のことを気にかけていただきありがとうございます。
そして、アレンシアさん、魔法の練習つらかったでしょう、使ったことのない魔法は難しかったでしょう、でも、よく頑張りました、あなたには、才能がある、選択肢はいくらでもあります、教皇や聖女になってくださいと言いましたが、あなたがなりたくないのならならなくていいです、あなたが、あなたでいられることを見つけたのなら、私はあなたに最後の魔法をお教えいたします、ですので、私が出したからではなく、あなたがなりたいかどうかで決めてください、頑張ってください。」
「それでは、皆様、短い時間でしたがありがとうございました。」
そう、スズキは感謝の言葉を言い、頭を下げた。
「こちらこそ、アレンシアを救っていただきありがとうございます、魔法の使い方を教えていただきありがとうございます。」
「スズキ様、お体にはきおつけてください。」
「そうでしたね、あまり話はしてはいませんでしたが、あなたとの時間は有意義な時間でしたよ。」
「スズキ様!!私に、可能性を増やしてくれてありがとうございます!!私に、魔法が何たるかを教えていただきありがとうございます!!私に、、、私に、自信というものを教えていただきありがとうございます!!!!」
各々が感謝の言葉を言い、あるものは感謝と安堵の顔をし、あるものは微笑むように見送り、また、あるものは涙で前が見えなくなっていた。
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そんな別れをした、スズキは冒険者ギルドへと歩みを進めていた。
すると、ナビが突然、スズキに話を投げかけた。
「よろしかったのですか?」
「何がだ?」
「アレンシア様に譲渡したスキルのことを言わなくて。」
「いいんだよ、何でもかんでも教えてたら成長にはつながらないだろ。」
「そうですが、、、スキルの仕様を話してもよかってのではないですか?」
「例えば、スキルの熟練度は、手腕や経験じゃなく、自身のステータスによるものだってことぐらいはお伝えしてもよかったのでないのですか?」
「それを言っては、魔法を使えるようになる前に、ステータスを上げて、スキルに依存していまうだろう?それは、避けたかったことだからな。」
「それは、何故ですか?」
「人生というのは何が起こるかなんてことは、知ることはできない、だからこそ、自信で努力をしたものこそが未来を少しでもいいから変え、成長し、スキルをさらなるものにすることができる。アレンシアさんには、そうなってほしい。だから、あえて、教えていないんだよ。」
「そうですか。了解しました。無粋な質問失礼しました。」
「いやいい、お前ならではの質問で面白かったぞ。」
「ありがとうございます。」
「ふ、褒めてはいないが、ナビ、冒険者ギルドはどこだ?」
「はい、それでは、冒険者ギルドまで案内いたします。」
「あぁ、頼む」
ナビがそう言い、冒険者ギルドまでの道を現し、スズキは、その道を進んでいく。
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