第21話 最後の課題
最終日、アレンシアに挨拶をしに行く、スズキ。
そこで、スズキは最後の課題とし、スキル創生を使い、課題を生み出す。
時間になり、門へ歩き始める二人、、、、
「あ、アレンシアさん。いますか?」
「ん?なんですか?スズキ様」
「い、いや~、今日で最後なので挨拶をと思いまして、、、」
「そうですか、、、」
「やっぱり寂しいですね。」
「大丈夫ですよ、アレンシアさんは回復魔法を上級まで習得したんですから。」
「そうではなくてですね。命の恩人に何もできないで送り出すのが、、、」
「あ~、そんなことですか。大丈夫ですよ。」
「そ、そんなことって、私には、大事なことなんですよ。」
「本当に大丈夫ですよ。才能ある者の開花が近くで見れたのです。それだけで、私は満足なんですよ。」
「ほ、本当ですか?」
「えぇ、本当ですよ。それに、屋敷に招いてもらった上に短い間ですが住まわしてもらって、これ以上に何を望むというのですか。私は、それがうれしいのですよ。」
「そ、それならよかったですけど、、、ところで、これからはどうなさるのですか?」
「そうですね。冒険者になって、世界中を旅してみたいですね。」
「それは楽しそうですね。」
「えぇ、その間にアレンシアさんは、教皇や聖女なんかになってるかもですね。」
「ふふ、そうなれるように頑張ります。」
「えぇ、頑張ってください。あなたには、才能がある、優しさがありますから。」
「はい!!ありがとうございます。」
「ところで、いつごろ出られるのですか?スズキ様は」
「今日の昼過ぎですね。」
「それなら、もうすぐですね。」
「そうですね、荷造りも終えましたし、、、、そうだ!!」
「ん?どうしましたか?スズキ様」
「アレンシアさん、今から私がする行為は他言無用でお願いします。」
「??、、、は、はい」
「それでは、ナビ」
「はい」
「!?、、、な、何ですか!?この声は!?」
「初めまして、アレンシア・ファッシアンラーション様、私は主のスキル「ナビゲーション」と申します。気軽に、「ナビ」とお呼びください。」
「あ、あぁ、よろしくお願いいたします。ナビ様」
「様付けは結構でございます。私はスキルですので。」
「で、では、ナビ」
「はい、それで大丈夫です。さて、主よ、何か御用でしょうか?」
「あぁ、「スキル創生」で「医神の加護」を創生し、アレンシアさんに譲渡できるか?」
「可能です。では、創生します」
「、、、、完了です。では、主からアレンシア様に譲渡いたします。」
「俺は何をすればいい?」
「主は、詠唱をお願いします。」
「おっけ、「創生せしスキルよ、我が管理を抜け、我が弟子、アレンシアのスキルとなれ」」
「それでは、譲渡を開始します。
「スキル創生者スズキの譲渡を確認しました、譲渡者は承認を行ってください。」
「え?」
「いいから、アレンシアさん、「私は許可する」って言ってください。」
「は、はい、わ、「私は許可する」」
「譲渡者アレンシアの承認が確認されました。それでは、譲渡します。」
ナビがそう言い、周囲に青白い光が出る、その光に導かれるが如く、スズキからスキルが出て、アレンシアの体へと入っていった。
「こ、これは大丈夫なのでしょうか?」
「大丈夫ですよ。」
「スキル譲渡ができました。両者、スキルの確認を行ってください。」
「ああ」 「は、はい」
「あ、私のスキルの欄に「医神の加護」というスキルがあります!!」
「お、成功だな。ナビ」
「はい、成功でございます。それでは、「医神の加護」について説明いたします。
「医神の加護」は「所有者の自然治癒を高め、回復魔法の効力を底上げする」というものです。この、「回復魔法の底上げ」というのは、自身、他者にかける回復魔法を底上げするようです。」
「なるほどな、どのぐらい底上げするんだ?」
「具体的には、初級は傷の治療の速度を上げます、中級は物の修復にかかる時間を短くし、魔力消費を少なくします、上級は的確に血管、骨、神経を接合できるようにガイドし、魔力消費を大幅に減らします。」
「ほぉ、これは中々いいスキルだな。」
「こ、こんなスキルもらえませんよ。か、返しますよ。スズキ様」
「いえいえ、これはほんの少しの気持ちですよ。それに、今のあなたじゃ、使えないと思いますので。」
「ど、どういうことですか、、、」
「スキルは、強力になればなるほど扱いにくいものなのです。つまり、手腕と経験がものを言います。でも、今のあなたに手腕も経験もない、ですので、このスキルを使えこなせるようになった時、あなたは教皇、聖女になれたということですよ。なので、使いこなしてください。」
「そういうことですか、、、これは最後の試験というわけですね。」
「えぇ、あなたが教皇、聖女になったとき、この試練を達成とし、超級をお教えいたします。」
「は、はい!!」
「さて、それでは、時間ですので行きますね。」
「あ、待ってください。スズキ様、最後ですので、少し歩きながら話しませんか?」
「そうですね、最後ですし、そうしましょうか。」
スズキが、返事をし、スズキ、アレンシアは門へと続く道を歩き始めた。
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