第11話 勝負
ディナーを終え、魔法勝負のルールと追加のルールを聞いて、スズキと当主が納得いくルールで勝負をすることになった。
魔法をいくつか使い、勝負をする。スズキと当主、そして、勝負が決した。
防壁が割れたのは、、、
メインディッシュを食べ、デザートを食べていると当主が口を開く。
「スズキ殿、魔法勝負のルールなのですがどのようなものが良いですか?」
「あの、魔法勝負のルールってどんなのがあるんですか?私、知らないのですが。」
「あ、、、そうでしたね。それでは、ルールの方から説明させていただきますね。
まず、基本的なルールは「防壁魔法を張り、実戦形式で魔法を打っていきます。そして、防壁魔法が先に割れた方が負け」というのが、基本的なルールとなっています。
この、基本的ルールにいくつかのルールを付けて勝負をするということもできますが、制限がありまして、ルールを付けられる数が五つまでとなっています。」
「そうなんですね。その付けられるルールというのは、どんなものがあるんでしょうか?」
「つけられるルールは、いつくかありまして、例えば「中級魔法まで」や「飛行の禁止」、「防壁への干渉禁止」、「三種の魔法まで」などがあります。先ほど、言った。防壁への干渉禁止というのは、近接での破壊が禁止という意味となっています。」
「そうなんですね。コンリッシュさんは、どのようなルールを付けたいですか?」
「ん?私ですか?私は、「風魔法、炎魔法のみの使用が可能」、「防壁への干渉禁止」、「上級魔法までの使用が可能」でしょうか?スズキ殿はどうですか?」
「いいですよ。細かいルールは分かりませんが、その三つのみでしたら私も理解できますから。」
「わかりました。では、この三つをルールを付けて、魔法勝負をしましょう。」
そう当主がいい、デザートを食べ終え、中庭に歩いて行った。
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中庭に着くと、当主が準備運動をし始め、スズキもストレッチをしている最中に、アレンシアを中心に執事達とメイド数名が、防壁と障壁の魔法を唱え、張っていく。
「どうですが?スズキ殿、準備は大丈夫ですか?」
「えぇ、大丈夫ですよ。アレンシアさんたちが張り終えたら、始めましょう。」
「わかりました。アレンシア!!防壁と障壁は、張れたのかい?」
「もう少し待ってください!!あと少しで張れ終えます!!」
アレンシアが、答えてから少しして、防壁と障壁が張り終わる。
「張り終えました。初めて大丈夫です。」
「よし、それじゃ、始めましょうか。スズキ殿。」
「えぇ、始めましょう。」
スズキが、言った瞬間に目の前に無数の火球が迫ってきた。それは、中級炎魔法「ファイアーバレット」であった。
スズキは、その火球を見るや否や次の瞬間、中級炎魔法「ファイアーバレット」と同等の魔法である、中級風魔法「ウィンドウォール」を発動させ、炎を上に巻き上げ、鎮火させた。
「ははは、すごいですね。スズキ殿、瞬きの瞬間を狙って打ったのに、すぐに相殺させるなんて。
凄すぎですよ。」
「ふっ、ありがとうございます。でもびっくりしましたよ。いきなり、火球が来るなんて思わなかったですよ。」
スズキがそういい、次の魔法の詠唱を始める。
「我らが炎よ、実態を持ち、形を成し、我らが手のひらに、我らがやりになれ」
「初級炎魔法「ファイアーレンス」」
スズキが唱え、放つ。当主は、涼しい顔をし、同じく詠唱をし始める。
「我らが炎よ、実態を持ち、形を成し、我らが前に球を成し、我らが敵を焼き払え」
「初級炎魔法「ファイアーボール」」
当主が唱え、スズキが放った、「ファイアーレンス」と正面からぶつかり、爆風が起こる。
その爆風は、障壁を揺らし、アレンシアたちがいる場所へは衝撃が届いていた。
爆風が終わる瞬間に、当主が次の詠唱を始める。
「我らが風よ、わが敵を打ち砕き、貫通せよ」
「初級風魔法「ウィンドレンス」」
その風魔法は、爆風を貫き、スズキに対し、向かっていった。だが、スズキは爆風で視界が見えずらくなっており、前から来る、「ウィンドレンス」に気が付かなかった。
その一瞬が勝負の分け目になった。爆風が明け、アレンシアたちが目にしたのは、防壁が割れた、、、
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