第10話 ディナーと勝負の申し込み
ディナーの準備が終え、食事をしているといくつかコンリッシュから質問をされ、モンスターの倒し方を話すとコンリッシュから、、、
ディナーの時間になり、セバスがスズキを呼びに来た。
セバスがスズキの部屋をノックする。
「失礼します。スズキ様、ディナーのご用意ができましたので、お呼びに参りました。アレンシアお嬢様、当主様はもういらっしゃいますので、行きましたら、案内をされた席に腰をお掛けください。」
「はい、わかりました。」
頷くと、セバスが歩き始めた。その後ろにスズキがついていき、ディナーの部屋に着き、案内された席にスズキが腰を掛けると、料理が運ばれてきた。
「こちらは、前菜のシュリンツのサラダでございます。上にかかっておりますは、三種の野菜を水で煮込み、上からかけました。どうぞお召し上がりください。」
シェフがそう言うと、フォークを手に取り、食べていると当主が口を開く。
「食べながらでよいから答えてくれ。アレンシア、スズキ殿。」
「はぁい」 「わかりました」
「よし、それでは最初の質問なのだが。オーク、ゴブリンに襲われたといっていたが、雇った冒険者たちはどうしたんだ?アレンシア。」
「んー?あー、それならオークとゴブリンの数見て、腰抜かしながら逃げて行ったよ。ま~Cランクパーティーならそこまでなんじゃない?」
「、、、そうか。」
そう言った当主は、落ち着いたような顔で言ったが、声を聴く限り、怒っている様子だった。
「オークとゴブリンの数はどのくらいだったのだ?」
「えっと、オークが三匹、ゴブリンが十五匹だったかな?そうですよね。スズキ様。」
「そうですね。その数であっていると思います。」
「そうか、数はそのくらいか。オークが三匹か。あまりほかのモンスターと行動をしない、オークがゴブリンを連れて襲ってきたというのは、少しおかしいがアレンシアが無事でよかったよ。」
「ええ、お話をしました通り、スズキ様に助けていただいたので大丈夫でしたよ。」
「そうか、ところでスズキ殿はどのようにオークとゴブリンを倒したのですか?」
「!? それをお聞きしますか。これは話をしてよいのでしょうか?」
「えぇ、お父様は信頼できますので大丈夫ですよ。スズキ様」
「そうですか、わかりました。それではお話いたします。聞いても驚かないでくださいね。」
「ははは、大丈夫ですよ。何年、当主をしていると思っているのですか。」
「それでは、お話ししますね。オークとゴブリンは魔法で倒しました。」
「魔法?それは何の魔法を使ったのですか?」
「魔法は炎魔法を使いまして、その魔法に追尾を付けました。」
「ん?聞き間違いかな。炎魔法についてはよいのですが、追尾ですか?それは、宮廷魔術師の中でも一部しか使えない魔法ですが、それを使ったのですか?」
「ええ、その追尾魔法を使いました。炎魔法は「ファイアーレンス」を使いました。」
「そうですか。炎魔法「ファイアーレンス」というのは、初級魔法ですよね。アレンシアの話を聞く限り、オーク、ゴブリンのことを灰にしたと聞いたのですが、本当ですか?」
「ええ、まぁ、出力の方を間違えてしまいまして。そのまま、オークやゴブリンに当てたところ炎の柱を上げて、燃えてしまいまして。」
「そうですか、、、では、スズキ殿はどこから来たのですか?」
「私は、東の遠いところから来ました。」
「東の遠いところですか。師匠などはいるのでしょうか。」
「えぇ、師匠がいまして、その人から追尾魔法と出力の出し方を教えていただきました。」
「その人は、相当に腕が立つのですね、その人からは、どの程度魔法を教えていただいたのでしょうか?」
「師匠は、様々な魔法を教えてくれましたが、得意な魔法が風魔法と炎魔法でしたので、その二つの魔法が比較的中心でしたが、一応ほかの魔法も使えますね。」
「炎魔法と風魔法ですか。よろしければ、ディナーの後の運動がてら、勝負してもらえませんかね。スズキ殿。」
「それは、、、勝負はいいのですが、コンリッシュさんは大丈夫なのですか?」
「えぇ、大丈夫ですよ。仕事も一段落しましたし、魔法勝負の時間は取れますのでできますよ。」
「わかりました。では、食べ終わりましたら、勝負をしましょう。コンリッシュさん。」
「ありがとうございます。スズキ殿」
そう言うと当主はディナーをゆっくりと食べながらも、勝負ということに胸を高ぶらせていた。
アレンシアは、スズキとコンリッシュの戦いはなかなか見れないものであることを知っているからこそ、ディナーを食べる手は時折止まり、楽しみで笑顔がこぼれていた。
お読みいただきありがとうございます。
誤字脱字などありましたら、コメントなどしていただけると幸いです。
高評価、ブックマークなどもよろしくお願いします。




