私の【なろう系】好きの基礎を形作ってしまった【乙女ゲーム】が『なろうニーズ』にマッチしすぎている〜なろうの民は絶対好き!だからお話しさせてください!〜
【ATTENTION!】
※本作は廃盤作品についての多少のネタバレを含みます。ご注意ください。
※いつものしがない書き手エッセイが好きな方は、先に謝る。ごめん、大分テイスト違う。
※乙女ゲームを知らずして乙女ゲームを語ってはならぬ。知ってください、ゲームのこと。
問おう。あなたはなろうテンプレ好きか。
はい。まぁ大体の方が好きですよね? そして飢えた末にたどり着いたのがここ「なろう」でしょう。それは疑う余地もないと思います。
中には、『悪役令嬢モノ』が好きな方もいることでしょう。その舞台はズバリ、『乙女ゲーム』。
男性の方でも、人気あるし読んだら楽しかったーーそんな事あると思います。というかなんなら、書いてる人もいるよね?
では改めて問おう。
実際乙女ゲームーーやったことある?
ないね! もう画面越しにわかるね!
まぁなろうテンプレ、実際の乙女ゲーと全然違うので、そこからも丸わかりなのだけど……。
さてここに、1つの乙女ゲームがあります。
私が好きな乙女ゲームなんだけど。
気付いたんだーー超なろう系に近いと!
具体的に言うと。
・主人公が異世界転移する
・ナーロッパ的世界
・がんばらないとバッドエンド(死ぬ)
・チート能力がある
・バトルがある
・基本ギャグ構成
・普通の乙女ゲーに許されざる言い回し
なんならもう小説読んでる気分
・意味深で深すぎる世界観で考察捗る
・悪役令嬢……の上の、悪役女王様がいる
ほら! 近いでしょ⁉︎
しかもこれにイラストついてるんだよ?
とりあえず気になるでしょ?
え? これじゃなんもわからん?
そんなあなたに朗報です。
こちらのゲーム! 新作が9月30日に発売‼︎
Switchにてダウンロード可能‼︎
今ならなんと体験版配信中‼︎
さぁあなたも! 今すぐ‼︎
『スペードの国のアリス〜Wonderful White World〜』
をチェックだ‼︎
もう気になったら、これ読んでる場合じゃないから!
やってきて早く‼︎ 店行く必要ないから‼︎
百聞は一見にしかずと言うでしょうが‼︎
私のエッセイ? そんなもん投げ捨てろ‼︎
……と、言いたいんだけど。
多分対策はされてるけど。実はこのゲーム、シリーズモノなのよ。
だけどね、過去のことなんですけど。
会社倒産して、廃盤になりました。
再販は絶対にないです(哀愁漂う笑顔)
何故コミック化、映画化、舞台化までしときながらーーっていうと、大人の事情(闇)があるんですけどね。人気あったんだよ?
これはシリーズやるごとにね、世界観がわかっていく仕様でしてね。まぁ、めっちゃ凝ってる小説読んでる気分になれるんだけど……。
いかんせんな、レーベルないから。
もう中古買うしかないから。
一部プレミアつきだから(万単位)
今回は乙女ゲー大手に、その人気を買われて前例のない拾われ方したんだけどーー過去作まではムリだわな。私? 当然持ってるよ?
その上、ハードがPSPやビータだったので……もうお分かりかな?
過去作、すごい気合ないと揃えられないよね。
まぁ私は全部知って欲しいけど。今回出たゲームは、1作目が分かるとより楽しめるのでーー私に紹介させてください‼︎
【でもそんなことより】
1作目は、なんとシナリオライターさんが一番人気キャラだけは、シナリオ公開してます。(五月攻で検索すると出てくる、バーレスクというサイト)
検索してしてリンクに飛ぶんだ!
とりあえず興味があったら読むんだ!
マジでなろう小説みたいだから!
私のエッセイ? それより小説だよ‼︎
でもその前に、他の人にもこのゲームの良さわかって欲しいから! もしよければこのエッセイに評価を入れてからにしてください!
☆1でいい!(必死か?)
いやだって、もう潰れてほしくないの!
もう二度と好きなゲーム消えるの嫌なのぉぉぉ‼︎
今回みたいな復活劇、またあると思うか⁉︎
ないわ普通! 会社すら跨いだんだぞ⁉︎
チートや……こんなんチーターや‼︎
とても今回のゲームだけで伏線回収するゲームではない! だから! また新作出せるように! 売れて欲しいの‼︎ 私にできるのこれしかないの‼︎(超必死)
……はい。落ち着きます。
小説はとてもいいけど、特定キャラ以外公開されてません。
他のキャラのことがわからないので、それについては解説させてください。
あと小説までは……って方のために、私に語らせてください。
ここまでの方はお付き合いありがとう!
小説だけでも、読んでみてね!
【そもそも乙女ゲームとは?】
女の子目線で進む、基本的には恋愛を目的としたノベル形式のゲーム。
小説みたいに読みながら、たまに選択肢を選んでいく事でルートが分岐されていく。それによりエンドがさまざまに変化する。
しかし場合によってはステータス上げのための選択や、テスト、リズムゲー、その他ミニゲームがあり、これもエンドに関わるためプレイヤーを恐怖させる。(ハトアリはないよ!)
大体1人のキャラにつき最低2つ(恋愛エンドはたまに2つ、ノーマル友情エンド)がある。あとバッドエンドとか。
お目当てのキャラを決め、そのキャラを攻略することから恋愛相手を攻略キャラと呼ぶ。
小説と違うのは、綺麗なイラストと声優さんのボイスがついている事。自分の選択でエンドが変わってしまう事である。アニメと小説のいいとこ取り。
【作品名】
『ハートの国のアリス~Wonderful Wonder World~』
実況動画すらあんまりないー!
なんでー!
絶対なろう好きニーズあるのにー!
でもあることはあるので、興味あったら見て……!(すぐ布教)
ファンタジーでも甘いだけで終わらない暗い世界観、主人公が根暗っていう乙女ゲーにあるまじき点がウケた作品です。ハマったら抜け出せません。
【大まかなあらすじ(大まかとは?)】
主人公アリス・リデルは三姉妹の次女。いじめられてもやり返す、中流階級のおてんばお嬢さん。
幼い頃に母を亡くし、そのショックで仕事人間になった父は子供に関心がない。
そんな環境で育つアリスは、美人な姉と可愛い妹に劣等感がある。猫を被れど、彼女はそんな生活に息苦しさを覚えている。
大人びたアリスは自立心が強く、妹との仲は良くない。子供に見えてしまうのと、甘えられる羨ましさからだ。
けれど、姉は別。
姉は賢くよくできた人で、恋人もいる。だけど母親に代わりなので、アリスが結婚するまでは結婚しないという。
子供から抜け出せないもどかしさと、優しい姉が好きだという気持ちが揺れる。
でも、近くにいるほどーー比較されるほど、自分が惨めに思えてくるのだ。家庭教師だった元恋人なんて、実は姉が好きだったという過去もある。
馴染めなくて、素直になれなくて。
全てから離れたい彼女は、わざわざ下町の学校に通いつつ、密かにアルバイトをしている。そのうち、家を出て行こうと思っていた。
とある日曜の午後。
姉と日課にしていた、庭での穏やかな時間。
少し姉が離れた隙に、温かい日差しに誘われ船を漕ぎはじめたらーー喋る白ウサギを目撃してしまった!
けれど現実主義な彼女。
眠すぎて見た夢だと思い込むことにする。
しかしウサギはそれを許さず。突然人の形になったと思ったら、なんとそのまま誘拐されてしまった‼︎
行き着く先は、弾丸飛び交う不思議の国。
人型ろくでなしウサギが変な薬を飲ませたせいで、家に帰れなくなる。
アリスは『余所者』というーーこの世界の住人に愛されると言い伝えられる、珍しい人物として迎えられる。
この世界はみんなゲームが大好き。住人は命をかけてゲームに勤しんでいる。(リアルで)
銃や武器の携帯は当たり前。『役持ち』と呼ばれる人々は特に酷い。チート能力もあって強いが、とにかく野蛮で非常識。ここでは、人の命がとても軽い。
しかも住人だけでなく、世界もおかしい。
ここでは朝昼晩の順番がめちゃくちゃ。
時計だって意味をなさない。
だけどあろうことか、ここの住人たちと関わらないと帰るための薬が貯まらないらしい。
変な世界、変な住人。
その世界で死なずに、元の世界へ帰れるか。
アリスは途方に暮れながらも、少しずつこの世界に馴染んで行くことになるーー。
って感じです!
ここから乙女ゲーム的分岐始まる!
(まだ始まってない)
そう! ボリューミーなんですよゲームが!
絶対乙女ゲームじゃないボーリュームなの!
なろう小説かなっていうボリュームなの!
ちなみに私はね?
人の葛藤とか歪みとか……文学読む人間は好きだと思うんだけど。それが溢れてて好き(変態かな?)
あと主人公が唐突に死ぬのが新鮮だった(にっこり)
ではでは次は、世界観説明。
【世界観】
この国は「ハートの国」とよばれる。
国の中には当然、『ハートの城』がある。
でも『帽子屋屋敷』というマフィアもいる。
ついでに武装している『遊園地』もある。
それぞれが戦力を持っていて、抗争をしながら土地を取り合っている。が、中立の『時計塔』という休戦地域もある。
この勝負は相手を倒すまで終わらないが、三竦み状態になっている。(ちなみに遊園地は、土地がいるから戦っているらしい)
たびたびその、三勢力と『時計塔』の『役持ち』と呼ばれる力を持つ人々が、催し物と呼ばれるイベントを起こす。それは代表者たちは絶対参加。
何故なら、ゲームだから。
ゲームをしないといけないのが、この世界のルールだから。
そこでは役なしと呼ばれる、顔のない人たちがたくさん死ぬが気にしない。ゲームを下りるなんて、ありえない。
死ぬと時計になる住人たちは、死んでもまた別の者になるだけ。すぐに代わりができる、替えの効く存在なのだという。
『余所者』であるアリスは、この三勢力のどこかに居候することになる。(滞在地選択)
が、誰と仲良くしてもいいらしい。
出かけてももちろんいい。
基本的には、誰にでも好かれる。
元の世界に帰れるか。
それが、アリスのゲームだから。
その言葉に首を傾げつつ。それぞれの領土でたまに抗争に巻き込まれながらも、なんやかんや住人たちと仲良くなっていく。
続きまして、キャラ紹介です。
しかし私の推しは次作にいる……。
【メインキャラクター】
アリス以外、みんな役持ち。
あとみんな声優さん豪華。
でも今回は声優さん説明割愛するけど!
調べたら、すぐ出てくるから……!
*アリス=リデル(名前変更可)
主人公。自称卑屈で可愛げがない性格。
ただし行動力も社交性もある。無理やり連れてこられた世界でも住人たちと仲良くなり、滞在地に居候させてもらっている。
とは言え自立心が強く真面目なので、滞在先できちんと働いて居場所も作っている。貯めたお金をなかなか使えない。
恋愛のトラウマで、恋はまっぴらだと思っている。面食い。
《ハートの城》
*ペーター=ホワイト
白ウサギ。人型にもなれる、ハートの国の宰相。
潔癖症で誘拐犯でストーカー。
顔だけはイケメンお兄さん。
しかし白いのは毛並みだけ。気に食わないことがあるとすぐに、時計を銃に変えて相手を撃つ。冷たく心がないと言われている。
ただし、アリスだけは別。謎の執着を持っていて、大体お願いを聞いてくれる。(アリスに好かれる心当たりはない)しかし、都合の悪いことは無視して押し付けてくる。
時間にかなりアバウトで、全然守らないのに「真面目なウサギ」だと言い張る。
*エース
ハートの国の騎士。
見た目はとっても爽やか。胡散臭いほどに。
しかし中身はそれなりに腹黒い。本人曰く、ペーターほどではないとのこと。剣術の腕は一流で、遊びと言って役持ちに仕掛けたりする。
まだまともな方だが、極度の迷子。城の中でさえ自分の部屋にたどり着けず、旅ができるほど迷う。でも頼るのは嫌う。
ハートの騎士のくせに、時計塔目指してしょっちゅう出かけるのでほぼ城にいない。裏の顔がある。
*ビバルディ(女王)
ハートの国の女王様。実は王様もいるけれど、ほぼ彼女が実権を握っている。
残虐で冷酷な美人で、「首を刎ねよ」が口癖。何かにつけて処刑したがり、大体イライラしている。赤が好きで、薔薇と夕方が好き。
対応失敗するとアリスでも殺されるが、それなりに仲良くできると優しくもしてくれる。(癇癪は治らない)
ちなみにハートの城は、それぞれが間者を差し向けて殺し合いをするのが趣味。
《帽子屋屋敷》
*ブラッド=デュプレ(帽子屋)
「だるい……」が口癖の、帽子屋ファミリーのボス。いつも気怠げ。喋り方も気怠げ。
騎乗服に薔薇の盛られたシルクハットという、変な格好。帽子にこだわりがある。
退屈が嫌いで面白いことが好きなので、よく人を揶揄って遊ぶ。怪しく妖しい雰囲気の色男。アリスの元彼に顔が瓜二つ。
2番手のエリオットに仕事を丸投げしているように見える。薔薇が好きだが、女王は殺したいほど憎んでいるらしい。
ハトアリの1番人気キャラです!
シナリオライターさんのとこで小説読める!
まぁ私は、彼と女王様とアリスの3人エンドが好きなんだけどーーおっと。これは別の話だ。
*エリオット=マーチ(三月ウサギ)
ガタイのいいお兄さん。
ウサギ耳が生えているのに、犬だと言い張る。
ついでに言うとニンジン料理も死ぬほど好きで食べる。おまけに気に入った人にも勧めてくる。でもウサギ呼ばわりすると全否定。
キレやすく怖い人で、どうでもいい相手は3秒考えるけどその後すぐ銃を撃つ。ガラは悪いが、懐に入れると甘いタイプ。
時計屋に捕らえられていた所を、ブラッドに救ってもらった恩がある。時計屋を毛嫌いする。
*トゥイードル=ディー&ダム(双子)
いつも2人で行動する、仲良しで残忍な双子。
可愛いのは見た目だけ。
すぐに斧を振るい遊びと称して、なんでも殺してしまう。屋敷の門番だがお陰で「ブラッディツインズ」と呼ばれ、誰も寄り付かない。
なんならアリスも初っ端から殺されかけるし、選択間違うと普通に殺される。
ついでにその残忍な遊びや、趣味の武器集め罠仕掛けにも付き合わされて危ない。都合のいい時だけ子供だ、と言い張る。
ディーは休みが好きで、ダムはお金が好き。
ただし入れ替え遊びもするので、もうどっちがどっちかわからない。
ディーダムは新作で声優さんが変わりました。福潤じゃなくなったのどうなるんだ……。
《遊園地》
*メリー=ゴーランド(公爵)
乗り物がよく壊れる遊園地の領主。
センスが壊滅的な人。
音楽が好きだがその演奏はひどく、武器になるほど。おまけに使ってる楽器もおかしい。指摘されても全然直さない。
だけど人としてはまとも。話が通じる人ではある。服のセンスは最悪だけど……。居候にとっても寛容。
気にしているのに、自分の名前を広めまくったブラッドが嫌い。
*ボリス=エレイ(チシャ猫)
ナゾナゾとスリルが大好き。
ドピンクの見た目がチャラいお兄さん。
猫耳生えてる。
片目は絶対隠れていて、開けられないらしい。
いつも襟巻き(ファー)を持っていて、片時も離さない。暑くても離さない。パンク系ファッション好きでこだわりがあるタイプ。
人懐っこいがガンオタで、武器好きな双子と話が合うので友達。どこにでも(敵地)スルッと侵入する。器用で世話焼き。
実は遊園地に居候をしているだけだが、部屋は許可なくカスタマイズ済み。扉をどこにでも繋げられる能力を持つ。
遊園地は一番平和(作内比)
《時計塔》
*ユリウス=モンレー(時計屋)
時計塔の番人。籠りがちで気難しい職人気質。
いつも時計を修理しており、部屋はそのテーブルとベッドでほとんど埋まるほど仕事人間。外に出ないし、いつでも塩対応される。
ただ話せば話を聞いてくれるし、本当に困っていれば相談にものってくれる。
直している時計は、この世界の人の心臓のようなもの。それを回収する影も操っており、気味悪がられているが本人は気にしない。
エースによく懐かれていて、一応来たら世話を焼いている。仕事仲間らしい。
ちなみにユリウスは、エース攻略後じゃないと攻略できないキャラ。
《隠れ攻略キャラ》
*ナイトメア=ゴッドシャルク(夢魔、芋虫、蓑虫)
夢の世界にしか現れない人。
水タバコ大好き、病院嫌い。
いつも吐血して顔色が悪いが、イケメン。
片目に眼帯をしており、絶対開けられないらしい。
しかし性格は子供っぽい。病院に行きたくないと駄々もこねるがーー時折、意味深なことも言う。その真意はなんだろうか。
夢から醒めると、忘れてしまう存在。
けれど夢に帰れば思い出せる。
ペーターと手を組んで、アリスをここに引き込んだ原因の人。その思惑はいかに?
ユリウス攻略後の隠し攻略キャラです。
ちなみにハトアリでは杉田さんが声なんですけど、新作は交代してます。
……というわけで!
ちょっとはゲームに興味持ってもらえたかな⁉︎
乙女ゲームのいいところは、選択式でif世界をを体験できるところ。話を何作も読んでる感じです。色んな目線でキャラを楽しめちゃう‼︎
当然恋愛エンドや友情エンドがあり。
ノーマルエンド(真相エンド)、バッドエンドあり。
あと滞在先が違う非滞在地エンドがあるのでーー。
トータルその数、なんと35!
細かく分けるなら55! エンド多すぎ‼︎
新作発売3日前。
会社倒産したーーあの日の衝撃はすごかった。
しかし私の7年間 (たぶん)の絶望の日々は、ついに終わりを告げたのだ‼︎
実はこのゲーム、乙女ゲーの中では変わり種なんだけど……そんなことはどうでもいい!
乙女ゲーは乙女ゲー! 参考になるはず‼︎
正直まだ全然語り尽くせないんだけど!
ぜひ少しだけでいいのでやってみて下さい!
絶対面白いから!
なろう好きは好きなはずだから‼︎
以上、乙女ゲー布教エッセイでしたー!
もう(廃盤を)……黙って見てるのは嫌なんだ……!
【お礼】
☆1でいいって言ったのに、みなさん優しいので平均評価が☆4.8で驚いてます。私の情熱を汲んでくれてありがとう‼︎ ぜひやってみてね!