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(一)

 西原七音は牟田部総合病院に来ていた。

 七音は野火止美術大学を卒業後、美術館で展覧会の企画などをする学芸員をしている。そんな七音には秘密があった。それは本業の他に、特別な依頼があったときのみ美術品専門の盗みを行っていることだった。このことは警察から「快盗広尾」と呼ばれるようになった。

 その七音が、本業ではない裏の仕事を終えて、依頼の品を持参して依頼主に会うためにこの病院にやってきたのだ。

 病院の玄関から入り、エレベーターに乗って五階で降りた。そして廊下の突き当たりにある個室の入口まで来た。「箕浦郁雄」という名札が隣に付けられている扉をノックした。


(続く)

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