roro open online
roro open online VR
2XXX年。日本国産のフルダイブ型MMORPGとして、世界中から注目を受けていた。βテストも無事終わり、正式サービス開始となった5/18 0:00分。
日付が変わると共に、もともとインストールしてあった『 roro open online 』を開く。
スタート!
もともとユーザー情報は入力していたので、プレイヤーネームを入力すると、キャラメイクが開始する。
《キャラクターネームを入力してください》
女神?精霊?のような型をしているサポートナビに手伝ってもらいながらキャラメイクを進めていく。
「プレイヤーネームは【ロロ】っと」
《アバターを作成します。自動サポート機能を使いますか?》
YES ←
NO
迷わずYESを押した。なぜかって?アバター製作がめんどくさいからだ。しかも自動サポート機能を使うと質問に答えるだけで作ってくれるのだ。
質問に応え終わると、次は種族とジョブ選択だ。
もともと俺は決めていたので迷わず
【種族】
人間 ←
エルフ
ドワーフ
天使
獣人
【職業】
魔法使い←
ナイト
「お?」
思わず変な声を出してしまった。その原因はジョブではなく職業という名前で画面に出ているからだ。
「後で調べてみるか」
とさほど気にせずキャラメイクを進めていく。
《では最後に、スキルポイントをそれぞれ割り振ってください》
きた。とりあえず自分のステータスを確認っと。
プレイヤーネーム ロロ
職業 魔法使い
称号 なし
HP10/10
MP20/20
パワー0
器用0
素早さ0
精神0
スキルポイント 100
よし。ちゃんと課金した分スキルポイントがある。
さてさて、どうしようかな。
スキルポイントは後からでも割り振れるから後からでもいいかな?
とりあえず先に進もう。
《特殊アイテム取得を行います。次の中からお選びください
一時間経験値×10倍チケット ←
10000金貨
一時間素早さ×10倍チケット
うーん。ここは経験値×10倍でいいか!
《一時間経験値×10倍チケットを取得します。よろしいですか?》
YES ←
NO
YESを押した瞬間、眩しい光に包まれた。
目を開けると、そこには【 roro open online 】の世界があった。
「おー!これが roro open online か、めっちゃグラフィック綺麗じゃん!!!」
一人で舞い上がってるとそこに、
『おい、おまえロロだよな?俺だ。ユートだ。』
と、一人の美少年が現れた。まぁゲームの中では俺も美少年だけども。
その少年の正体は、同じクラスで幼なじみのユウトだった。
「おー!ユウトじゃん!ゲームのなかでははじめまして!」
『はじめまして?なのか?まあいいや。お前種族人間だよな?職業なに選んだ?』
「職業 魔法使いだよ。ユウトは?」
『俺は職業エルフで精霊術師。これからよろしくな!』
「よろしく!さっそくだけどフレンド交換してチーム作ろ。俺のフレコこれね!」
[【ユート】がフレンドになりたがってます。よろしいですか?]
[【ユート】がチームに招待しています。参加しますか?]
YESっと。
よし。これでチームになった。
これから何するかユートに話しかけようとした時、
《プレイヤー【ロロ】が職業【無欲な者】を獲得しました。》
え?無欲な者?なぜか称号を貰えてしまった。
さっそく確認っと
プレイヤーネーム ロロ
職業 魔法使い
称号 【無欲な者】
HP10/10
MP20/20
パワー0
器用0
素早さ0
精神0
スキルポイント 100
【無欲な者】
詳細
条件
スキルポイントを割り振らずにroro open onlineのワールドに参加する。
獲得
スキルポイント20
2000金貨
なるほど。そういうことか。