来客
永禄三年(1560年) 六月上旬 山城国葛野・愛宕郡 西洞院大路 飛鳥井邸 堀川国重
右少将様が薄っすらと笑みを浮かべている。やれやれよ、手強いわ。探るつもりが何時の間にか探られている。
「ま、三好家にとっては関東の事など左程関心は無いか。それよりも河内、近江の方が心配かな?」
「そういうところはございます」
右少将様が“フッ”と笑った。
「畠山は上手く挑発したな。問題は六角と浅井、どうなるか……」
「常道なら六角が勝ちましょう」
右少将様が軽く笑い声を上げた。面白そうに私を見ている。怯むものを感じた。
「常道ならな。公方や幕臣達も喜ぼう。しかしな、桶狭間では名門守護大名の今川が敗れた。果たしてすんなりと常道で落ち着くかな?」
「さて……」
「乱世とは常道が覆され続けたから起きたと麿は思うぞ」
「……」
桶狭間は予想外の事であった。今川が負ける、治部大輔が討ち死にするとは……。このお方が何処かでそれに関わっているのではないか? そういう疑念が有る。有り得ぬと思うのだが有り得ぬと言い切って良いのか……。
このお方が上洛した織田弾正忠と密かに会っていた。あの時は気にも留めなかった。だがその後に上洛した長尾、一色には関心を示さなかった。このお方は織田弾正忠とだけ会ったのだ。その事をもっと重視すべきだった。そうであれば長助もむざとは帰らなかっただろう。何かが分ったかもしれない……。
「まあ六角が勝っても負けても直ぐには畠山のために三好と戦う事は出来まい。それに浅井を放り出して三好と戦う事も出来ぬ。そこまで見切っての挑発でおじゃろう? そなたも大分働いたのではないか?」
思わず苦笑した。右少将様は面白そうにこちらを見ている。
「右少将様は平井加賀守をお訪ねになられたそうで」
「うむ」
「……」
“何をお話になられました?”と問いたくなるのを堪えた。相手が話すのを待つ。その方が情報を得られやすい。……右少将様が苦笑なされた、覚られた?
「小夜殿の見舞いにな」
「小夜殿?」
思わず問い掛けると右少将様が頷かれた。
「浅井に嫁いで離縁された娘だ。それに平井加賀守はこの邸に移った時にも六角家の使者として祝ってくれた」
「左様で」
「憐れな事だ。麿は浅井新九郎と小夜殿が共に居るところを見た事が有る。仲は良さそうに見えた。だが浅井新九郎は小夜殿を送り返した。乱世とは惨いものだと改めて思った。麿は武家に生まれたが公家として生きている。武家として生きられぬ事を不満に思った事も有るが公家として生きている事は間違ってはいなかったのかもしれぬ。そんな事を思ったな」
右少将様は眼を伏せている。手強いとまた思った。上手くあしらわれた。
「浅井が勝てば公方、幕臣、畠山は気落ちしような。もっとも修理大夫殿にとっては如何でも良い事かもしれぬ。公方や幕臣達の事など眼中にはおじゃるまい。自分に自信が有るからな。違うか?」
「……」
「相手もそれを察していよう。だから余計に反発する。悪循環よ」
未だ十二歳、身体もそれなりのものだ。だが鋭い、そして老獪でもある。宮中の実力者という評価に誤りはない。
「おかげでこちらが迷惑するわ」
「迷惑、でございますか?」
右少将様が頷かれた。
「足利と三好の争いなど麿には如何でも良い事でおじゃるな。それなのに周りが騒いで麿を巻き込む。迷惑以外のなにものでもおじゃるまい。うんざりよ」
“なるほど”と相槌を打ちそうになる自分を慌てて堪えた。この方にとっては迷惑でも他の者にとっては家の伸張、自身の命に関わる事も有るのだ。容易くは頷けない。
「ところで、此処に来ている事を孫四郎殿はご存じかな?」
「いいえ」
「良いのかな?」
可笑しそうにこちらを見ている。思わず苦笑いが出た。
「構いませぬ。以前に場合によっては右少将様と接触する事を許してもらいたいと願っております」
右少将様が“ほう”と声を上げた。
「では麿の誘いは渡りに船でおじゃったかな」
「まあ、そういうところはございます」
二人で声を合わせて笑った。不思議なお方だ。忍びに嫌悪感が無いらしい。それにこちらを敵視もしていない。もしかすると私との駆け引きを楽しんでいるのやもしれぬ。そんな気がした。
「で、そなたは麿を如何思うのだ? 危険かな?」
右少将様の問いに警護役の二人の表情が引き締まった。こちらを見る視線が強い。さて、如何答えたものか……。考えていると微かに足音が聞こえた。警護役の二人も気付いたな。“右少将様”と戸の外から緊張した女の声が聞こえた。
「小雪か、如何した?」
穏やかな声だ、女の声に緊張が有ったのに気付かぬとも思えぬ。演技なら大したものよ。
「邸に賊が入りましてございます」
「……何人だ?」
「六人にございます」
右少将様がこちらを見た。笑みが有る。演技ではないな、相当に肝が据わっている。やはりこのお方は公家ではない。その身体に流れるのは武家の血よ。だから孫四郎様も気にかけるのだ。
「知り合いかな?」
「いいえ、三好家に右少将様を襲う者は居りませぬ。修理大夫様よりきつく止められております。なれど心当たりはございます」
「……足利か?」
「はい、幕臣達の間で右少将様の面目を潰したいと思う者があぶれ者を雇ったのでございましょう」
幕臣達の右少将様への反発は相当なものが有る。面目を潰したいと声高に話す者も居る。
「如何なさいますか? 九兵衛が御指図をと」
「そうだな。……小雪、銭を六貫用意してくれ。あぶれ者なら銭で話を付けよう」
銭で? だがそれではまたやってくるが……。右少将様が私を見て笑った。
「手伝ってもらうぞ」
手伝う?
永禄三年(1560年) 六月上旬 山城国葛野・愛宕郡 西洞院大路 飛鳥井邸 飛鳥井基綱
戸を開けて廊下に出た。俺の傍には小雪と志津、少し離れた右手には戸越忠蔵と石動左門、反対側の左手には柳井十太夫と麻倉清次郎が居る。庭に居た賊は報告通り六人、あぶれ者というのは事実だろう。身に纏っているのは極めて粗末なものだ。顔は頬被りしているせいで良く分からない。こちらを見て慌てて刀を抜いた。六人が一つに纏まってこちらを警戒している。
「慌てるな、遣り合うつもりはおじゃらぬぞ」
穏やかに声を掛けると男達が戸惑いを見せた。良い傾向だ。問答無用で斬りかかられるよりはずっと良い。
「麿はこの邸の主、右少将飛鳥井基綱じゃ。如何かな、大人しく帰ってくれぬかな。遣り合って互いに死人を出すよりはずっと良かろう。もちろんタダでとは言わぬ。一人一貫払うぞ」
賊達が顔を見合わせている。
「貧乏な公家の邸に押し入るのだ、相当に困っているのでおじゃろう。一人一貫、悪い話ではないと思うがな」
「……」
「こちらとしてもようやく人を集めたところでな、死人が出ては新たに人を雇わねばならぬ。簡単ではない」
「……」
「一貫で手を打たぬか?」
賊達が相変わらず顔を見合わせている。迷っているのだ。それと本当かと危うんでいる。だが無理にこちらを殺そうという意思は無い。
「良し、銭の用意だ。そのまま動くなよ」
山川九兵衛、間宮源太郎、穴戸三郎が壺を抱えて現れた。九兵衛は俺の傍に、源太郎は忠蔵の傍に、三郎は十太夫の傍に近付いた。壺にはそれぞれ二貫ずつ入っている。百文ずつ紐に括られそれが十本結びつけられている。一千文で一貫。嵩張るし重い。だがこの時代には未だ小判は無い。いや通貨が無い。使っているのは大陸の明から輸入した銭だ。銭を造れないという事で足利政権の脆弱さが分かる。
「そこの者」
賊の一人を指さした。相手は戸惑っている。多分この男がリーダーだろう。他の者がこいつに遠慮するような気配が有る。
「どれか一つ壺を指させ、」
相手が困惑しながら源太郎の壺を指さした。
「源太郎、銭を見せよ」
源太郎が壺に手を入れ一貫分の銭を取り出した。
「見ての通り、銭じゃ。こちらは嘘はつかぬ、安堵したか?」
「……」
「安堵したなら刀を収めぬか。刀を抜いていては何時斬り合いになるか分からぬ。それでは銭を渡す意味が無い」
賊達が顔を見合わせながらおずおずと刀を鞘に収めた。やはりそうだ、リーダーだと思った男が刀を収めてから他の者が続いた。こういう時は相手を困惑させ、想定外の行動を取らせるのが肝要だ。そうなれば部下達は必ずリーダーの顔を見るからな。
「銭は三か所から投げる。散れ」
男達が顔を見合わせながらばらばらと散った。それぞれ二人ずつ三か所に分かれた。
「これから投げる。受け取ったら帰れ。良いな」
男達が頷いた。
「投げろ!」
九兵衛、源太郎、三郎が銭を投げた。男達の背後にだ。三人の男が銭を追って後ろに向かった。残りの三人はこちらを見ている。九兵衛、源太郎、三郎がまた銭を投げた。今度は高く投げた。男達の視線が銭を追う。今だ! 庭に飛び降りて走りながら平安城長吉を抜いた。狙いはリーダーだ、リーダーが気が付いた! “あ!”と言いながら手を刀に掛けようとする。遅い! 腕に斬りつけるとリーダーが“うわ!”と言いながら右手を左手で押さえた。斬ったという感触は感じなかった。幾分前屈みになる男の脇を走りながら首筋を斬った。血が噴き出す音が聞こえた。リーダーが悲鳴を上げながら崩れ落ちた。こちらも感じない。
奥に銭を取りに行った男が“おのれ!”と言いながら刀を抜こうとした。銭は首にかけている。その事が可笑しかった。だが刀を抜ききる前に“あ!”と言いながら男が倒れた。小柄が三本、男の胸、首、額に刺さっている。俺の横に何時の間にか九兵衛、小雪、志津が居た。流石だな。
「御見事にございます」
九兵衛が俺を褒めた。刀を振ってから鞘に収めた。もっと緊張するか興奮するかと思ったんだが意外に落ち着いている自分が居た。初めて人を斬った、初めて人を殺したんだがな。興奮も無ければ罪悪感も無い。心のどこかで何時かは人を殺すと思っていたのかもしれない。九兵衛達も俺が戦う事を止めなかった。それだけ俺の未来は厳しいと見ているのだろう。
他の四人も忠蔵、十太夫達に制圧されていた。二人生きて捕縛されているな。それぞれ一人づつ捕らえたようだ。余裕だな。俺のところは二人とも殺した。多分、小柄で殺した男は俺を守るために殺したのだろう。まだまだ自分は弱いのだと思った。庭の奥から久坂小十郎と堀川主膳が現れた。
「某が手伝う事など有りませんでしたな」
主膳がこちらを見て笑みを浮かべている。逃げたら捕えてくれと頼んだんだがな。その必要は無かった。だが念には念を入れるのが俺のやり方だ。
「それにしてもお見事でございますな。賊達を分散させて不意を突いて倒すとは……」
敵は分散させ味方の兵力は集中して使う。こんなのは基本だろう。そして敵を油断させて不意を突く、頭を最初に潰すのもだ。正々堂々なんてのは漫画の中だけで良い。世の中は汚いのだ。
「先程の答え、聞いていなかったな。麿は危険かな?」
主膳が笑みを消した。
「……敵に回せば危険でございますな。傍には物騒な者達も居る」
「ならば敵にしなければ良い。違うかな? 見ての通り、麿は足利の味方ではないのだ」
主膳が倒れている者達を見た。また笑みを浮かべた。そして“そうですな”と言った。
「孫四郎殿にも敵視しなければ危険ではないと伝えてくれ」
「なるほど、それが目的で某を此処に呼んだのですな」
「そういうわけではない。ただ会ってみたいと思っただけだ」
「……」
「嘘だ。本当は鬱陶しい見張りを止めてくれと言いたかったのよ。如何かな? その代わりというわけではないが何時でもこの邸を訪ねてよいぞ。そちらの聞きたい事には出来るだけ答えよう。麿も聞きたい事が有れば教えてもらう。その方が互いに利が有ると思うのだが……」
主膳が“さてさて”と言って困ったように笑い出した。
永禄三年(1560年) 六月中旬 山城国葛野・愛宕郡 西洞院大路 飛鳥井邸 飛鳥井基綱
「それで、どうなった?」
「はい、逃げた二人を侍所の者達が追っております。開闔が右少将様の邸に押し入るとは言語道断、必ず探し出して処罰すると息巻いているとか」
重蔵が可笑しそうにしている。堀川主膳はこちらの監視を止めた。外から見張るよりも内に入った方が情報は得易いと思ったのだろう。それに明確に敵対しているわけでもない。必要以上にこちらを敵視する事は無いのだ。おかげで重蔵もこの邸に来易くなった。
「……侍所の開闔は確か……」
「松田左衛門尉にございます。公方様が朽木に逃れた時は付いて行った忠義者で」
ふむ、知行地を取り上げると言われても付いていった男か。筋金入りの忠義者だな。その忠義者が息巻いている? 見え見えで笑えるわ。重蔵と二人、声を合わせて笑った。
侍所は京の治安維持を担当している。開闔というのは侍所の事務方のトップの事だ。まあ言ってみれば事務次官みたいなものだろう。本来侍所には所司、所司代が任命される。所司は四職と呼ばれる赤松、一色、京極、山名から選ばれ所司代はその重臣が務める。この辺りは大臣とその秘書官、そんな感じだな。だが応仁の乱以降、守護大名が在京する事も無くなった。そのため所司や所司代が任命される事も無くなった。つまり侍所のトップは開闔という状況が発生している。
捕らえた二人から聞いたのだが一人銭二貫で俺の邸に入って多少暴れて何か盗んで来いと頼まれたのだという。俺を殺せとは命じられていない、つまり俺の面目を潰すのが目的だったのだと思う。頼み主は分からない。仕事として請け負った人間は俺が殺してしまったからだ。殺した四人の遺体は侍所に賊が入ったから殺したと言って引き取らせた。
誰が頼んだか? 第一候補は足利だな、第二候補は三好。堀川主膳は足利だと言ったが主膳がこちらの実力を見るために雇ったという可能性もある。だが開闔が息巻いているんじゃその可能性は低いな。捕えた二人は銭を与えて逃がした。京に居ると危ないぞと忠告したから地方に逃げた筈だ。もっとも頼んだのが主膳なら逃げるのは難しいだろう。
「相当に麿が目障りらしいな」
「はい、長尾の関東制覇は成らぬと右少将様が仰られるのが我慢がならぬようで」
「……」
「それに六角も浅井の所為で畠山と三好の戦に使えませぬ。大分苛立っているようでございます」
そうだろうな。何もかもが上手く行かない。そんなところに今川が桶狭間でコケた。期待は強くなるだろう。
「室町第に人を入れているのか?」
「はい、下働きですが」
「三好の手の者も居るのか?」
重蔵の顔から笑みが消えた。
「それらしき者がおります」
義輝の周囲には三好に通じている者が居る筈だ。だが主膳も人を入れているか。となると義輝の周囲にいる人間は主膳とは関りが無いのかもしれん。修理大夫に直接繋がっているのだろう。
重蔵が“右少将様”と俺を呼んだ。
「何かな?」
「この邸に人を入れて頂けませぬか?」
「人を?」
重蔵が“はい”と言って頷いた。
「今回のような事がまた有るかもしれませぬ。危険でございます」
「ふむ、今のままでは足りぬか」
「今回は脅しでございました。次は分かりませぬ。彼らもこの邸の者達が手強いと理解した筈」
「なるほど」
重蔵が危険視している。重蔵は室町第に人を入れているのだ。その危惧を無視は出来ない。
「分かった。人を入れよう。何人ぐらいだ?」
「男女合わせて六人ほど」
「良いだろう、そちらに頼んで良いのかな?」
「勿論にございます」
重蔵が嬉しそうに答えた。ますますこの邸は忍者屋敷だな。京における鞍馬忍者の拠点だ。
「ところで、阿波の三好豊前守が摂津に来るようでございます」
「では畠山との戦が始まるか」
「はい」
豊前守は最低でも一万は四国から出す筈だ。畠山は相当な劣勢の中で戦う事になる。
「戦がどうなるかも気になるが幕府と六角、浅井、朝倉の動きも気になる。注意してくれ」
「承知しました。他に何かございますか?」
「織田と松平、今川の動きで気になる事が有ったら報せてくれ」
「関東は宜しいので?」
「長尾が何時関東に攻め入るかは越後の殿下に問えば分かるだろう。麿が気になるのは武田、今川、北条の動きだ。関東よりもそちらを調べてくれ」
「はっ、ではこれにて」
重蔵が畏まると部屋を出て行った。
重蔵が帰ると刀を取り出した。信長が送って来た刀だ、桶狭間の礼らしい。二振り有る。一振りは志津三郎兼氏、こいつは一尺六寸の短刀だ。もう一振りは千子村正で二尺一寸。志津三郎兼氏は関物の祖、村正は妖刀伝説が生まれる程の名工だ。どちらも尾張に近いから選ばれたんだろう。志津三郎を抜く。短刀だが身幅が厚い、そして反りが小さい。綺麗だな、引き込まれるような美しさが有る。
志津三郎を鞘に収めると村正を抜いた。斬れると思った。この刀は斬れる。そんな事を感じさせる刀だ。この刀も反りは小さい。まあ二尺一寸だから抜く事に苦労はしないだろう。だが国安に比べれば違和感は出るかもしれない。だがなあ、五尺に達しない身長ではどちらも扱うのは無理だ。刀に振り回されるだろう。
溜息を吐いた。村正を鞘に収めると信長からの手紙を読む。信長は尾張の完全掌握に力を入れているらしい。そして水野信元を使って松平元康と接触している。感触は良くない。元康は信長に靡く様子を全く見せないようだ。もっとも桶狭間の直後だからな、信長も直ぐに靡くとは考えていない。変化が出るのは長尾が関東に攻め込んでからだ。今は接触し続ける事が大事だと見ている。
養母に何を考えているのか教えるようにと言われている。話すのは関東が戦場になってからだな。その頃なら織田、松平の関係も相当に変化する筈だ。となると来年か。いや、待て、来年は春齢を邸に迎える事になる。その前に言った方が良いだろう。やはり今かな? 宮中では話し辛い。……春齢を迎える前に養母にこの邸を見てもらう。そういう名目で此処に来てもらおう。その時に話そう。
お待たせしました。月一で更新したいと思っていたのですが二月は出来ませんでした。先ずその事をお詫びします。羽林第二巻の原稿作成で思いのほかに時間がかかりました。まあその分だけ二巻はボリュームがあると思います。今から発売される五月が楽しみです。三月は今回何とか更新出来ました。四月は間違いなく更新する事を約束します。
今は本編第十一巻の原稿を作成しています。それを五月ぐらいまでに書き上げる予定です。それと先日公演された舞台「淡海乃海」のDVD用の特典SSの作成も五月までに書き上げる予定です。うん、順調順調と言いたいのですが実は右腕が腱鞘炎になり右手の親指がバネ指になってしまいました。なんてこと!
でもそんな事では負けません! 頑張って原稿を書き続けます。




