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西からの虹 〜西側からやったるで!〜  作者: さざなみ 平八郎
1/1

導入

はじめまして。


閲覧ありがとうございます。

私の友人の伝聞を元に関西のアニメーションについて書いていきます。

なので、作者と原作者は違います。

あまり文章は上手くなくて、書き溜めもないので遅い更新になるかもしれませんが

「アニメが好きな方是非とも現状を知る機会があれば知ってほしい。また、地方在中の方も東京に出るのではなくて、関西で仕事をしてほしい」

原作者談


是非ともよろしくお願いします。

「ーーーーーーっ!ーーーーっ!」

「〜〜〜〜〜♪」


カーステレオから大音量で流れるラジオとアニメソング。

冴えない表情の男が車に乗っている。


時間は深夜二時。

大阪梅田、梅田新道の交差点。


この時間になると車もまばら。

梅田から十三、豊中に向かうタクシーがいるくらいだ。


長い信号が変わるとともに、男は陰鬱な顔でアクセルを踏んだ。


外には雪が降り始めていた。


--------

「カッチ、カッチ」

到着した目的地は住宅街にある大きな倉庫のようだった。

深夜にも関わらず電気がついている。


「相変わらずこの広さじゃ暖房も冷房も効きにくいやろ」

男は車のエンジンを切り寒い外にでてそういった。


「はぁ〜」

突然大きなため息とともに建物に入る。

「お世話になっております!ECアニメでございますっ!」

しーん…

と静まり返っている建物内。

「ったく、ホンマにこのスタジオは…。そら、深夜に来る方もそやけどなあ、来るって事前に連絡しとるやんけ」

ボサボサの髪の毛を掻きながら不満を口にする。


「お世話になってま〜す!」

先程よりも更に大きな声をだす。


「パサ、パサ、パサ」

明らかなすり足で歩いてくる音。

歩いてきた女性は明らかに疲れているようだ。

年齢は20代前半だろうか。


「あ〜、お世話になってます!深夜まで作業すみません。上がりってありますか?」

男は軽快かつ爽やかに伝える。

「こちらです。石田さんもいつもすみません。こんな遅くになってしまって…」

覇気のない女性の声が虚しく聞こえる。

「い〜え〜!こちらは頂けるだけでありがたいですわ!次はいつ頂けますでしょうか!?」

「明日また連絡ください…」

「わかりました!ではまた明日ご連絡させていだきます!お体お気をつけてください!お疲れ様でした!」


事務的なやり取りをしたあと石田はスタジオを後にした。


--------


車の中に戻った石田は先程の上がりを確認する。


「はあ〜」

ここでもため息をつく。

明らかに表情は陰鬱だ。

「下手ではないけど上手くはない。原画枚数がたりへん。これじゃ動画が割れへん。ところどころパースに乗ってへん。しっかり教える人と時間があれば良くなる人なんやけどなあ…。最近どこの上がりもそうや…」


もう一度スタジオの方を見る石田。

「ホンマにこれでええんか?この業界」


スタジオ前にかかった看板には

『アニメーションスタジオ ワンルーム』

と書かれている。


雪が積もったその看板が何処か寂しそうにこちらを見ていた。

さてさて、さざなみさんが始めてくださいましたこの小説。

どこまでリアルにやれるかなあ?

とは不安ですが、皆様よろしくお願いします!

当方アニメ業界を半分引退しておりますが、精一杯協力させていだきます。

よろしくお願いします!


原作者

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