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第三話
(・・・・え?)
少年には私が見えている?
(いやいや、まさかそれはないよね。)
何度も言うがこれは夢の中の話だ
それに自分の存在が見えている筈もない。
なのに、
あろうことか少年は時音が突っ立っている方向へ走り始めたのだ。
少年の隣に立っていた父親らしき男性も、
急に走り始めた少年にびっくりして、きょとんとした顔をしている。
そんな周りの目も気にせず少年は一心不乱に時音の元へ走る。
あと10m
あと5m
あと数歩で時音に近づく距離になった瞬間
目の前が暗くなった。
そして、さっきと同じ何も無い空間にいた
今回は少し短め。
まだ時音の以外の登場人物は出ないかも(´・ω・)