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時廻少女  作者: 葵希
5/13

第三話

(・・・・え?)


少年には私が見えている?


(いやいや、まさかそれはないよね。)


何度も言うがこれは夢の中の話だ

それに自分の存在が見えている筈もない。


なのに、

あろうことか少年は時音が突っ立っている方向へ走り始めたのだ。

少年の隣に立っていた父親らしき男性も、

急に走り始めた少年にびっくりして、きょとんとした顔をしている。


そんな周りの目も気にせず少年は一心不乱に時音の元へ走る。


あと10m


あと5m



あと数歩で時音に近づく距離になった瞬間

目の前が暗くなった。


そして、さっきと同じ何も無い空間にいた



今回は少し短め。

まだ時音の以外の登場人物は出ないかも(´・ω・)

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