やるか?
おっすッ! オラ 斎藤莉緒!24歳!いや違った25だ文句あっか! 独身お一人様まっしぐらだぜ!ちくせう‥‥‥‥。
まあ、それはいい。
駅に向かっていたら、どうやらイカレタ人種に巻き込まれて───事故死。たぶん。
それから女神とか名乗るイカレタピンク頭女が現れて、ムカついたのでドツキまわしましたが、何か?
それからまた先輩とかいう金髪イカレ二号が現れて、さらにムカついたので、シバキましたがそれが何か?
どつきまわした時、何やらやつらの能力なるものを横取りしたらしいが、まあそれぐらい当然だろう、それがどうした。
こっちは巻き込まれて、火葬まで逝ってしまったのだ。
アイツらの能力ぶんどりをして、なんだかよく分らないうちに体を再構築してしまったけど。
もうね、こんなの人間じゃないよ~慈悲もわかないわ‥‥‥‥。
‥‥‥‥推しに会える機会を失ったのだ。万死に値する
こいつ等消し炭にしてやろうか、と思った瞬間、ペッと落とされた。
金髪イカレ二号がガンガン岩みたいな物を飛ばしてきたので、ご丁寧に返却してあげた。
狙いが当たりすぎたのはご愛敬?
後は私の呪いが発動できていれば万々歳だ。
落ちた先で環境破壊的な事になったけど、私のせいじゃないから、まあ知らない。
派手なピンク山があったので、イライラついでに半壊させてしまった。ざまぁ
ちょっと?石ころを全力で投げたぐらいで標高が三分の一位低くなるなんて、なんてまあもろいんだ。←イマココ
「ていうか、何もないし誰もいない」
いや、誰かいたらそれはそれで巻き込まれて大変だろう。それぐらいの慈悲はある。
ここは見渡す限り木しかない。森かな? あ、ピンク山があったらから樹海的なところなんだろうか‥‥‥‥ていうか。
「‥‥‥‥お腹すいた」
人間やめても?腹が減るとはこれ如何に。
「‥‥‥‥」
─────やるか?
やるのか自分?
日本人が異世界にやってきて、まず試すであろう台詞‥‥‥‥。
金髪野郎を病んでるって思いながら、やるのか私‥‥‥‥。
誰もいないのは分かっているが、一応周囲をキョロキョロ確認してから。
「ええいやったもん勝ちよっ『ステータスオープン』!!─────うおっ」
叫ぶと同時に、目の前に半透明の壁が立ち上がった。
思ったよりデカいのが出てきてのけ反ったが、その目からハイライトが消え、やがて半透明の壁も消えた。
「‥‥‥‥文字に酔った」
あんなにデカい画面だったのに、それでも入りきらないのか勝手にスクロールされ、さらになんか文字に自我があるのか『ハイハイ!自分すごいっす』と自己主張バリに文字がピカピカ点滅する始末。その間も『オレオレ!俺のがもっとスゲェぜ』とばかりに入れ替わったりするものだから目にやさしくない。
結果。よく解らなかった。
解らなかったけど、何かいっぱいあった。────以上
文字暴力のダメージを癒すために、しばし目を閉じる。
一つだけ目に留まった文字があった。
『種別 人間 (じゃないよね~?(笑)』
「(笑)って何よっ!」
カッと目を開いた瞬間、近くにあった岩をヒールで『踏み抜いた』。
人の身長程あった岩は、もろく崩れて最後には砂になった。




