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聖女召喚に巻き添え異世界転移~だれもかれもが納得すると思うなよっ!  作者: 山田みかん


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お約束魔法は難しい

「もうそろそろ、よさそうね」


 焚火の周りには、小枝に刺した魚と松茸がいい匂いを醸し出していた。

 我ながらいい感じではないか~と、んふんふするがチラッと周りを見るとちょっとした火事現場のような悲惨な状態だった。


 やる気を出した『サーチ』に導かれあちこち駆けずり回り、両手とポケットが一杯になったところで『アイテムボックス』みたいなものはないのかと試してみれば、シュッと両手の物は消え『や~と出番や~』とばかりに、ピカンピカンと光る半透明の画面が出現した。


「見えん」


 思わず半眼になるが、致し方ない。全面に光られたらなんも見えん。

 『スンマセン』とばかりに全面ピカピカはなくなったが、文字がピカピカしてた。もう、光る仕様にもう自分は何も反応しない‥‥‥‥。

とりあえずポケットに入れた物も収納する。


「コレってどれぐらい入るの?」


『○○○○ドーム100個ぐらいかな~今んとこ』


 ほほう、ここでドーム比較か。あれ言われても解んないのよね、というか今んとこってなんだよ、あとから変わる仕様なのか?まあいいや、これでまだまだ狩りがいけるって事よね。と理解しつつ、またしても『サーチ』を発動させたのである。 


 無慈悲な狩りが執行される中、森の中を駆けずり回った結果。いつの間にか川のある場所へたどり着いた。その光景を見ながら、そういえば川を目指してたんだっけと今更ながら思い出す。

 陽に照らされてキラキラ反射する様は、荒れた心を癒してくれる光景だ。流れも穏やかだし水も綺麗で底が見える。

 とりあえず手を洗うかと、澄んだ水に手を入れてみる。水質もよさそうだが、飲んでも大丈夫かな?と『鑑定』してみれば『飲めるっす!』と返ってきた。

 やれやれ助かったと水を飲んでいると、すいっと手の近くに魚の影。─────考えるより先に手が動く。


「とったど─────!」


 今度こそビチビチはねる魚をゲットした。



「こうか?」


 ドーンっ!


「こうかな?」


 パーンッ!


 石を川原から運んできて、かまどを作ったはいいが火種がない。─────ということでやってみました『ファイア』。

 どでかい火が飛びだして、辺りに引火しました。やべっとばかりに川の水で消火しました。靴が濡れました。更に頑張りましたが、さらに被害が広がりました。→繰り返すこと五回。 ぬーんと悩む自分の足元に、チロチロ火が付いた小枝が落ちているのを発見すると、いそいそと即席かまどに火を入れたのだった。


「うまー」


 焼けた魚は見た目通りの『鱒』だった。キノコは足が生えたファンタジー要素満載だったのに魚は普通とか、どうなんだろう?と魚を齧りながらもう一度『鑑定』してみれば、『日本でいうところの鱒っす! NEW!→肉食なんで指齧られないように気ぃ付けてや~』


─────おい。

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