ララ
お待たせしました!!
魔法講座が終わる頃には完全に日が暮れていた。
「ねぇねぇ、ララお姉ちゃんのステータス?見せて欲しいの〜!」
カケルはララの事をもっと知りたいのか唐突にララに尋ねた。
《はい、構いませんよ。どうぞ、鑑定してください。》
ララは夕飯の支度をしながらカケルのお願いを聞いた。
「わぁ!ありがとう!ララお姉ちゃん!」
カケルは右の羽を挙げながらお礼を言い、早速、ララを鑑定する。
[名称] ララ
[種族] 守護天使
[レベル]786
[称号]槍を極めし者 盾を極めし者 教育者 生命の女神の眷属
[生命力] 50000 [魔力] 100000 [体力]55000
[腕力]3000 [耐性]50000 [敏捷]3000
[魔攻]2500 [魔耐]50000 [知力]75000
[スキル]
【固有】不動 神化 槍神術 盾神術
【エキストラ】結界神術 盾王術 槍王術 無限次元収納
【ユニーク】神聖魔法Lv10
【エピック】 結界術Lv10
【レア】鑑定Lv10 回復魔法Lv10 調味料生成Lv10
【ノーマル】調理Lv10 解体Lv10 生活魔法Lv5
「ララお姉ちゃんつよーーい!僕もララお姉ちゃんみたいに強くなる!」
カケルはララのステータスを見た素直な感想をそのまま口にする。
《いえいえ。私なんて女神様の足元に及びません……》
ララは謙遜する。が、
「足元??どー言う意味??」
カケルには伝わってなかった…
《女神様達はもっとすごいのですよ。私では勝てません。戦うつもりもないのですが。》
「ケンカは良くないもんね!」
《うふふ。そうですね。》
そういうことでは無い!とララは少し思ったがカケルの無邪気さを前にして微笑って答えた。
「生活魔法だけなんでLv5なの?」
スキルを見ていたカケルがララに質問する。
《生活魔法は他の魔法と違って、Lv上限が5までなのですがLv1でほとんどの魔法を覚えてしまうのです。攻撃する訳でもありません。生活を良くするための魔法ですから。》
「ほへぇ〜。生活魔法も覚えたぁい!僕も覚えられる??」
喜ぶカケルは先程、ララが自身の魔力を使って教わったことをすっかり忘れる。
《もちろんです!カケル様は全ての魔法を覚えられるので》
忘れたことを気にとめないララ。ララは褒めて伸ばすようだ。
「やったー!ララお姉ちゃんいっぱい魔法教えてー!」
《はい!喜んで》
ララは飛びっきりの笑顔でカケルに応えた。
結局カケルは眠くなるまで魔法の勉強を続けた。
――――――――
「ねぇ…ララって、あんなに笑う子だっけ?」
とティターニアが呟く。
「私の記憶だとあまり笑わないわね」
とティターニアの悪友クレセリアは言う。
「私、そんなに厳しかったかしら?」
と少ししょぼくれるティターニア。
「一応、上司と部下だもの。仕方ないわよ。」
と肩を叩きながらティターニアを慰めるクレセリア。
「いや、多分だが…さっき与えた〖称号〗のせいじゃねぇか?」
とルルティアは推測する。
「そうよ!きっとそうよ!」
なるほど!的な雰囲気で同調するクレセリア。
「そうだと良いのだけれど…」
まだしょぼくれてはいるが、まぁさっきよりマシかと2柱はほっとする。
するとそこに
「あらあら3柱も揃って下界なんて覗いて。何を見てるのかしら?」
「ワシらにも見せてみぃ」
と白髪混じりに着物という「和」の雰囲気をした老夫婦の2人がやってきた。
「創造神様!豊穣神様!」
ティターニアは驚きすぐに跪く。クレセリアとルルティアもそれに倣い跪く。
「それで何を見てたのかしら?」
と豊穣神は3柱に問う。
「えっと……今日[アヴァロン]に送った転生者です」
正直にティターニアは答える。
「ほぅ!どれどれ…」
創造神と呼ばれる男神は興味深そうに髭を擦りながら覗き込んだ。豊穣神と呼ばれた女神も創造神と一緒に覗き込む。
「あらぁ!綺麗な魂の子!それに可愛いわねぇ!お婆ちゃんも何かあげようかしら?」
もう3柱が加護を与えていることを見通した豊穣神は[加護]を与えようとする。すると、
「これ、サクナよ。もう少ししたらでええ。今はまだ早かろうって」
創造神は豊穣神サクナを止める。
「そうねぇ。[寵愛]が3つも付いてますしね。クロノスが付ける時に私も付けるとしますわ。」
ビクリとする3柱。
「うむ。それがよかろう。その時に必要なスキルも渡せるじゃろうて」
相変わらず髭を擦りながらクロノスは頷く。
『あぁ〜とうとう創造神様と豊穣神様にまで…さすがは私たちが見込んだカケルくんだわ!』
と心の中で自画自賛するティターニアであった。
カケルとララが知らないうちに創造神クロノスと豊穣神サクナの[加護]が近い将来に貰えることが確定した。
良いお年を!!




