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プロローグ

投稿は不定期になりますが…気長にお待ちください。


ピッ。ピッ。ピッ。ピーーー……



大空(おおぞら) (かける)

享年13歳。

そのあどけない姿のままこの世を去った。

死因は小学生になって少ししてから見つかった脳腫瘍。

最初の3年は入退院を繰り返していたが残りの3年はほとんどが病院で過す。

わずか13年の短い人生で約半分をベットの上で過ごした。



──

『う、うーーん。ここは??どこ?』

僕はかける。あれ?いつもベットで寝てたのにあれ??起きれる?あれ?びょうきなおったのかな?


「あら、起きたようね。ここは神界。神様のいるところね。分かり易く言えば天国みたいな場所よ。」

うわ〜ママよりキレイなお姉さんだ!

しんかい?てんごく?そっか……僕、死んじゃったのか……


「あら!褒めてくれてありがと!でね、そう。君は長い闘病の末ね…」

それじゃぁ、僕はお星さまになるの?


「いいえ、あなたには選択肢を与えます。病気といっぱい戦った君に私からのご褒美よ。」

えっ!こほうび!やった!何もらえるのかな?


「うふふふ。可愛いね。ゴホン。」

大丈夫??お姉ちゃんびょうき??


「大丈夫よ。ありがと。優しくて頑張った君にこことは違う世界に行って色んな楽しいことを体験して欲しいと思うの。どうかな??」

ちがうせかい??


「そう。違う世界で生き返るの。この世界じゃ生き返るのは出来ないから…パパとママに会えなくはなるし、怖いモンスターとかもいるけど、魔法も使えて地球よりも広い場所よ。戦うのが嫌なら無理に戦わなくてもいいし、のんびり楽しんでくれたらいいのよ。」

そっか!なんか楽しそ!病院で読んだ漫画やご本でよくあった転生??ってことか!でも、もうパパとママにもう会えないのか……さびしいなぁ……


「はぁぁぁぁ尊い!ん゛っ。でね、なにかやりたい事とかしてみたい事とか無いかな?お姉ちゃん、君の為に頑張っちゃう!」

せっかくなら色んな所に行きたい!自分の目や体で色んな場所を見て、体験してみたい!走り回ったり、お空を飛んでみたい!


「ほうほう、空ね…んーーじゃあ、鳥さんになるのはどう??」

とりさんかぁ〜お空もとべる??


「そうね。もちろん飛べるわ。後は〜もう病気にならない体にしてあげる!もうゴホゴホするのは嫌でしょ?」

やった!ありがとうお姉ちゃん!


「あぁ〜可愛いなぁもう!お姉ちゃんが色々その世界で長生き出来るようにしてあげちゃう!頑張るのは君なんだけどね。」

わかった!ありがとう!お姉ちゃん!

見ててねお姉ちゃん!僕頑張るから!


 ――――


「よし、こんなものかな〜。無理はしちゃダメよ。お姉ちゃんとの約束!」

うん!わかった!


「ちょっと待った!!」

うわっ!ビックリした!またキレイなお姉さんが来た。


「ぼくぅ可愛いね!それよりもティターニア!こんな幼気な可愛い子にはまだ必要な物が足りないわ!私からもプレゼント。」

やった!ありがとうキレイなお姉ちゃん!


「そんなことないわよ!クレセリア。【全魔法適正】に【状態異常無効】に【言語理解】と【無限次元収納】(インベントリ)。十分に長生き出来るじゃない!」

「普通の高校生以上ならそれでもいいと思うわ。でもね、カケルくんは実質6年しか生きてないのよ?知識も経験もあると思う?」

「う゛っ…それは……」

「だから、私からもプレゼントしたのよ。少ないけどね。」

お姉ちゃん達ケンカしないで…


「ごめんなさい、カケルくん。私もティターニアもカケルくんにはいっぱい元気で生きて欲しくね。」

うん!ありがとう!クレセリアお姉ちゃん!ティターニアお姉ちゃん!


「私からのは見ただけで色んな事を知れる【神眼】と、新しい世界ではスキルって言うものがあるんだけどそれをゲットしやすくて、成長もしやすくする【スキル獲得経験値倍化】とカケルくんの思い出を忘れないように出来る私の【加護】よ。」

なんかいっぱいもらえた!やった!ありがとう、クレセリアお姉ちゃん!


「はぁぅぅ尊い!」

倒れちゃったけど笑ってるし大丈夫かな??


「クレセリアずるい!なら、私も身体能力が大幅に良くなる【加護】あげるんだから!」

なんかまたもらえた!貰いすぎな気がするけど…

「「いいの!」」

ビクっ

「今まで頑張ったご褒美なんだから。」

「そうそう。お姉ちゃんたちからのプレゼントなんだから」

えへへー!お姉ちゃん達ありがとう!!あれ?体が光ってる?


「そろそろ時間のようね…無理はしちゃダメだからね!お姉ちゃんとの約束だからね!」

うん!

「今まで出来なかったのだから、新しい世界で新しい身体で色んな場所でたくさん楽しい事見つけてね!あと、着いたらまずはステータスをちゃんと確認しなさい!」

うん!いっぱいありがとう、お姉ちゃん達!


僕は2人の女神に手を振りながら新しい世界に飛び立った。


 

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