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不穏な影

一方サツヴァ武国執務室にソジゥたちが報告に来ていた。

「ソジゥ…よくやった」

「勿体なきお言葉」

「それでは報酬の件なのだが……」

「報酬? いえ私は強者に会えただけでも報酬ですよ。」

「そして鬼姫と戦ってどうだった?」


「それは圧倒的でした。まさに鬼神のごとき強さを持っていたといっても過言ではないほどです」

「ほう……そこまで強いのか?」

「はい……ですが同時に脆い部分もあるようでした」

「どういうことだ?」

「おそらく精神的な部分ですね。恐らくはシュタルク伯爵の死を引きずっているようです」

「なるほど……確かにあの性格だとあり得る話だな……」

「えぇ……それと鬼姫は我々のことについて何も知らない様子でした」

「まぁ当然だろうな……」

「ふむ……とりあえず分かったことは鬼姫は非常に危険な存在であるということだけだな……」

「はい……今後どう動くか分かりませんし、警戒しておくべきでしょう……」

「分かった……引き続き調査を続けてくれ……」

「承知致しました……」

ソジゥは一礼して部屋を後にした……

直後ドアをノックする音がし皇帝が返事をすると老人が入ってきた。

「失礼しやす…旦那」

「来たか…レギンさんにやってもらいたいことがあります。」

威圧感のある陛下が敬語でその老人に話をかける。


「恩義のある旦那のためなら例え火の中水の中…。」

「レギンさん…鬼姫の暗殺を頼みたいのです」

「あの鬼姫をですかい?骨が折れそうじゃねえですかい


御恩と奉公…旦那はこのおいぼれにずっとまんまを食わせてくれてますんで…」

「貴方はどの実力者をおいぼれとはおもっておりませんよ…貴方の剣技は衰えるどころか極地に達していますよ」

「おいぼれにはそれなりの工夫がありますゆえ…」


この男…レギン・アデルノという男は刀使い…通り名は《幻怪》と呼ばれいている

剣客でありソジゥよりも腕が立つと言われている剣士でもある。年齢は60歳を超えており見た目はかなり老け込んでいるもののその実力は健在である。

そして何より特筆すべき点があるとすればその速さであろう……そのスピードは人間離れしており、相手は自分の動きを目で追うことすらできないという話である。


「それで……どんな方法を使ってくれても構いません……」

「へい……任せてくだせぇ……必ずや任務を遂行させて頂きやす……」

「ありがとうございます……期待してますよ」

「では早速準備に入りますんで……失礼させて頂きます……」

レギンは深々と頭を下げると部屋を出た。

鬼姫暗殺計画が動き出すのであった……


「さてと……行くかのぅ……鬼退治に」


ニヤリと笑うその顔は狂気に満ちており煙となりその場を後にした。

サツヴァ武国との戦争は泥沼化していくのであった。


陛下の秘書官であり武闘派のジレンがある2人を呼び出した。

2人とは《拳星》ヒムロ・ドーラとその部下…アキ・ルージュであった。


「ヒムロ、アキ…お前たちには密かにエルテニア領へ向かい鬼姫の仲間を殺せとは言わないが戦闘不能にさせろ…エルテニア領とシュタルク伯爵領があった場所は元々我々サツヴァの物…あいつらは勝手に支配しているに過ぎん。破壊と殺しはなるべくするな。目標は鬼姫の首と新撰組なる組織の破壊である。」

「それは承知してます。伯爵領は誰が向かうんですか?」

「それについては問題ない《厄星》を向かわせている」

「それはほんとうですか!」

「あの人動くんだ…」


サツヴァ五武星《厄星》

ユドラ・ファーゲン

彼が動いたからには伯爵領内は骸に化すだろう。

『俺のことは厄災と思って散っていくがいい。全て骸に変わるのだからな。』


「彼については問題ないが、エルテニア領での障壁は【新撰組】の存在だ」

「俺はやる準備できてるぜ」

「ぼ、僕はできてない」

「戦略としてエルテニア領と近いアマダ村を取れば袋の鼠にできる」

「わかりました。準備が整い次第出立します。」

「戦略はできてます。」

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