エッセイの正しい書き方
どうも、エッセイの正しい書き方を知らずにエッセイを書いている者です。
って訳で、お題の通りエッセイの正しい書き方を調べてまいりました。
エッセイの正しい書き方とはまず序論、次に本文、最後に結論の三つの構成から成り立つものであるそうです(たぶん)。
……これレポートじゃね? って私は思いました。
レポート提出したことある人ならだれでも書けるのでは?
でも自分はレポートなんて書いたことがねぇ! って方の為に、ちょっとレポート形式の例文を書いてみることにしました。
って訳で行くぞー!
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1.はじめに
本作はレポートの書き方について解説すべく、一例文を作ることを目的としたレポートである。
2.レポートの書き方とは
主に序論、本文、結論の三つから成り立ち、主観を織り交ぜずに記載し、他者にトピックの情報を正しく伝えるための文章である。序論でトピックを明確にし、本文で筆者が取得した情報を羅列していく。そしてその情報の要点をまとめ、結論を出す。
3.結論
レポートの必須事項は本文でも記載した通り、序論、本文、結論の三つから成り立つ。結論を出す際、個人的な感情や推測を織り交ぜてはいけない。飽くまで第三者的な、客観的な視点を持って本文を推敲しなくてはならない。
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レポートの書き方ってこんな感じです。
今回のレポートは文字数制限とかないから割と書きやすいね。なお文章は堅苦しい。
じゃあエッセイでそれを試しに使ってみます、というか割と使ってます。
トピックは何にしようかな。じゃあ実家のわんちゃんのお話にします。
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1.はじめに
私の実家にはミニチュアダックスフンド(オス、十三歳)がいる。もう大分おじいちゃん。そのダックスくんは散歩に行くのを嫌がることがある。それがなぜなのか考えてみた。
2.ダックスくんが散歩に行くのを嫌がる理由を考察する(本文)
第1、筆者が散歩に連れて行く時間が早過ぎなのではないかという疑問が浮かんだ。その時間はなんと朝の五時。ダックスくんはまだ眠たい。
第2、もうおじいちゃんなので体力的に散歩は厳しい。
第3・1、同行する者(筆者)では一緒に散歩をするのが嫌。
第3・2、ダックスくんは筆者が嫌い。
第3・3、この同行者(筆者)なら言うことも聞かなくてもいいという序列を作っている(つまり下に見られている)。
第4、単純に気分じゃない。
3.結論
散歩の試行回数を増やした結果、ダックスくんは尻尾を振りながら散歩に行くようになった。この時点で第2の線と第3・1、第3・3の可能性はなくなった。
第3・2の線は元から無い。ダックスくんは筆者のことが大好きである。よく筆者にくっついてくる。
以上の結果から、第1の眠気(生活サイクル)と第4の気分が重なり散歩に行くのを抵抗していたと見て取れる。それは初期の話であり、最近は眠気が飛んだのか、はたまた気分が乗ってきたのか『散歩!』というと尻尾を振り、リードを付けるのを大人しく待ち、勇み足で玄関に向かって歩を進める。
よって、ダックスくんは散歩に行くこと自体が嫌なわけではなかった。単純に散歩に行くタイミングの問題であったと結論付けられる。
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ええ……。なんだこの堅苦しいエッセイ。
エッセイってこう書くの? 私が今まで書いていたエッセイは一体何だったんだ。
……うん、正しいエッセイの書き方はそっと頭の隅に置いておくだけにしよう。
というお話でした。
エッセイって難しいねってお話でもありました、まる。